解放のことば
「ウチの子、『マテ』が出来なくて。」
というお話をよく耳にします。
一方で、「マテできます。」とおっしゃっているのに、
当の本犬、待てずに勝手に動いていたり。
どうしてこんなことが起こるのでしょう。
「『マテ』はどういうときにやっていますか?」とお伺いすると
ごはんの前にさせているとのこと。
目の前に「ごはん」という大きな報酬があれば
犬たちは懸命に待ってくれるでしょうが、
何もないところで、「座って待っていてね。」と言われても
立ち上がってしまったり、動いてしまったりということはよくあります。
ひとつには「マテ」という行動はごはんを前にしたときのみすることだと犬たちが勝手に思い込んでいる場合があること。
もうひとつには、普段『マテ』と言ったあと、「もういいよ。」という『解放のことば』を犬に伝えていないということがあります。
ごはんを前にすれば、「いいよ。」や「よし。」という言葉でご飯を食べてもいいという合図になっていますが、ごはんが目の前に無い状態で待たせているとき、最後にきちんと解放のことばを言っているでしょうか?
待たせて戻ってきたあと、「解放のキュー」を出さずに、次の行動に移ったりしていませんか?
解放のキューを教えられていない犬は、勝手に動いてもいいと学習していきます。
何かをお願いしたら、「OK」や「よし」など、自由にしていいという「解放のキュー」も教えてあげましょう。
きちんと続けていくことで、犬たちは、解放されるまでは作業が続いていることを認識することができます。
「マテ」も同じです。
お仕事が終わったら、是非解放(解除)してあげてくださいね。
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