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2019年6月15日 (土)

その合図のキュー、犬は理解していますか?

犬は動体視力がいいので、動くものに対して反応しやすいものです。
例えば、「オスワリ」というキューを犬に教えるとき、
ハンドラー(飼い主)が人差し指を立てて、前かがみになりながら、「オスワリ」と言えば、犬はハンドラーの動きに反応して「オスワリ」の動作を覚えてしまい、ハンドラーの手がふさがっている(荷物を持っていたり、何か作業している)ときに、「オスワリ」と言っても座ってくれないことがあります。

このような愛犬の行動を見てハンドラーは、「教えたはずなのに、なぜできないのか」と悩んでしまうでしょうが、実は犬にちゃんと伝わっていなかっただけだからです。

教え始めたころは、体符(ボディシグナル)や視符(ハンドシグナル)などを使うことはかまいませんが、ある程度行動が身に付いてきたら、それらをはずす練習も必要です。

同様に、言葉のキューをきちんと聞くことも教えていきます。

早とちりな犬は、キューの最初のことばを聞いて勝手に動いてしまうこともあります。

例えば「マテ」をさせたいのに「マ・・」と聞いただけで、前進の「マエ」と勘違いして筋肉がぴくっと動いてしまう見習い。
これではこちらの言うことがなかなか伝わりません。

201906151

そのために、合図のキューはなるべくかぶらないように設定しなければいけないのですが、これに関しては私のミスでした。

いずれにしても、犬はハンドラーのことばを聞き洩らさないように一生懸命聞いていますが、キューが長かったり、会話の中に入っていたりすれば、大事な部分を拾うのはとても大変です。

「そろそろごはんにするからオスワリして待っていてね。」
なんてことは日常会話だから成立しますが(別に座っていなくても大勢に影響はない)、「向こうから車が来るからそこから動かないでね。」などは生死にかかわることなので、「マテ」と簡潔に言った方が犬にはすぐ伝わるでしょう。

何回か言ってるうちにやってくれればいいというスタンスであれば、犬にすぐやることを求めてはいけません。

一度でやって欲しいのであれば、犬にわかりやすく伝えるサポートが必要ですね。

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