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2019年6月 8日 (土)

その犬にとってのご褒美とは

オヤツを使ったトレーニングに否定的な方は沢山いらっしゃいます。
理由は、犬の健康管理だったり、オヤツが無いということをきかない犬になって欲しくないとか、オヤツを持ち歩くのが面倒だとか、いろいろあると思います。

しかし、犬に新しい行動を教えるとき、身体を押したり引っ張ったりするのではなく、犬が自分から動くように教えるときにオヤツは役に立ちますし、ご褒美としても効果的です。

逆に言えば、オヤツに興味のない犬に、力を加えず何か新しいことを教えようとするのはとても難しいでしょう。
オヤツがご褒美にならないとなると、その子にとって喜ぶことを探さなければなりません。

もちろん、犬にとってのご褒美は食べることだけではありませんが、食べ物のご褒美は、口に入れば無くなってしまうため、連続してトレーニングを続けることが出来るというメリットがあります。

おもちゃの好きな子であれば、当然おもちゃもご褒美になりますが、褒めるたびに毎回咥えて走り回ったりしていれば、今覚えたことが頭から抜けてしまわないとも限りません。
ご褒美の種類は教えている内容によって変えていく必要があります。

ご褒美のレベルも問題になってきます。
教え手が提供するご褒美のレベルが周囲の刺激より弱ければ、気が散ってしまい当然学習は進みません。

今日カウンセリングに伺ったBくん。
大のおもちゃ好きだそうで、最初はオヤツに見向きもしませんでした。
かといって、おもちゃを見せてしまうと、周りは一切目に入らなくなってしまうようなので、そんなに高いレベルのご褒美は使えません。

オヤツも悪くないよと思ってくれるまで1時間近くかかりました。

地道に、コツコツですね。

こちらはデイリートレーニング中のMさん。

201906081

地道に、コツコツのおかげで、お散歩にも余裕が出てきました。

なにごともあきらめないことが肝心ですね。

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