繋がれている犬には近寄らない
「ウチの子は大丈夫」という根拠のない自信で一番危ないのが、散歩の途中に買い物に立ち寄り、犬を人通りが多いところに繋ぐことです。
飼い主がいない間、外で繋がれている犬は不安がいっぱいです。
さらに、リードで自由を奪われているため、怖くても逃げ出すことが出来ません。
我が家では、人出の少ない時間帯で、店のウィンドウから見える位置に係留できないときは犬を待たせることはしません。
店の中から見ていると、犬がいることを気にせず横を通っていくひと、ちょっと立ち止まってから行き過ぎる人、そして「かわいい~♪」と言いながら走り寄ってくる人と様々です。
犬たちには常に座って待つように言っているので、普通に通り過ぎる人や自転車には一切反応しませんが、さすがに「かわいい~♪」の声には弱く、立ち上がって尻尾を振ってしまいます。
アシスタントは生来人好きなので問題ありませんが、見習いはちょっと怖がりです。
なぜなら怖いことをする人間もいることを知っているので、慎重に尻尾を振って挨拶しますが、しつこくされるとかなりストレスを感じてしまうため、私は状況によっては店から飛び出して助けにはいります。
「うちのコは大丈夫」はいつも大丈夫とは限らないことを常に頭に入れておかなければいけません。
郵便局で用事を済ませている間の犬たち。
(私が入っていたドアの方だけ見ています)
このあと、お母さんと一緒に通りかかった女の子に急に手を出されそうになり、あわてて出ていくと、お母さんが「すみません」と謝っていました。
係留したこちらにも非がありますが、犬が外で待っていても、当たり前の風景になってくれるといいですね。
アシスタントはいつも通り、見習いはちょっと困った顔でした。
---------------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
にほんブログ村
---------------------------------
パピーレッスン、基本のマナートレーニング、ドッグダンスのプライベートレッスンやグループレッスンはWanByWanで♪
| 固定リンク
「犬の行動学」カテゴリの記事
- なぜ犬に「馴致」が必要なのか。(2024.12.04)
- トリガーをなくすのは時間がかかる(2024.11.30)
- 犬の吠えを考える(2024.11.28)
- 景色が変わると犬は混乱する(2024.11.26)
- 刺激を景色に変える(2024.11.20)
コメント