ドッグトレーニング:課題は段階を踏んで
ドッグトレーニングの基礎の課題には「オスワリ」や「フセ」「タッテ」などの姿勢変更の他に、「オイデ」や「マテ」などの行動も入っています。
これらは別に訓練競技会に出るためのものではなく、日常生活に不可欠なことです。
散歩の途中、相手の犬をやり過ごしたいと思えば、「オスワリ」や「マテ」などが有効ですし、子供がそばに寄ってくればこわがらないように「フセ」をさせたり、ドッグランなどでフリーで遊んでいて帰るときには当然「オイデ」が必要です。
そういった基礎のトレーニングのレベルをあげていくと、ラリーオビディエンスや訓練競技会などの課目の作業が出来るようになっていくのですが、急にレベルをあげることはできません。
「オスワリ」をさせても、2秒で動いてしまったり、飼い主さんが2~3歩離れれば付いてきてしまうレベルでは競技会に出ることはできません。
目の前で「マテ」が2秒出来たら3秒、4秒と持続時間を伸ばし、4秒待てるようになったら、飼い主が犬の後ろに回り込んでも動かないで待っていられるかとか、1メートル離れたらどうだろうとか、ひとつずつ課題をクリアしていくことでレベルアップが出来るようになります。
最初はできなくて当然。
出来ることをひとつずつ増やしていけばいいのです。
最初から、飼い主が見えない場所で2分間、見知らぬ犬たちと並んで待つということはできるはずがありません。
普段から、見える場所で待つ練習や、他の犬と一緒に練習していくことで、犬たちもだんだん慣れてくるのです。
焦らず、ゆっくり、コツコツと。 ある日成長した愛犬に驚かされることでしょう。
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