環境が変わると、犬の行動も変わります。
タイトルを読むと、「そりゃあたりまえ。」という声が聞こえてきそうです。
つまり、「飼い主は犬が失敗しにくい環境を作り、犬が褒められる頻度を増やすことで、犬が飼い主にとって好ましい行動をとりやすくする。」というのが犬に優しいドッグトレーニングと言われるものですから、環境を変えるというのはトレーニングの基本です。
しかし、長い目で効果を狙うこの方法とは別に、単に家の中と家の外という環境の違いだけでも、犬の行動はまったく変わることがあります。
いわゆる内弁慶というものに似ていますが、家の中ではこだわって自己主張していたのに、外に出たら借りてきたネコになるというのがそれです。
今回いろいろあって、ライフスタイルを変えなければいけない状況に置かれているHさんにとって私は悪者。
おうちの中にいるときの彼女の私に対する態度はかなり厳しいです。
ところが一歩外に出て、散歩を始めると途端に私のことが気になるらしい。
悪者はニコニコしながら声をかけて歩くし、時々目の前にトリーツを落としてくれたりするので気にならない訳はない。
でも、家に帰ると、やっぱり「ここはアタシの家」と主張する。
心を開いてくれるまでは、まだまだ時間がかかります。
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