子犬に絶対やってはいけないこと
失敗した子犬を叱ろうとして、大きな音をたてて脅かしたり、手で叩いたり、あるいは首輪に付いたリードを引っ張り上げたり、ということがいまだに行われています。
犬にも個体差があるので、多少のことでは驚かない子もいるかもしれませんが、基本的に脅かしたり、体罰を与えることが犬にとってメリットになることはありません。
そもそも、子犬に失敗はつきもので、それを導くのが飼い主の役目であって、まだまだ赤ちゃんの子犬の失敗を責めるのはアンフェアです。
恐らく、そのような行為は人間にとってもメリットにはならないでしょう。
大きな音で脅かされた犬は、音に対して過敏になる可能性があり、手で叩かれた犬は手を見ると威嚇したり噛もうとしたりします。
ましてや首輪をリードで吊り上げられた犬は、リードが首輪に付いただけで変貌してしまうこともあるでしょう。
当然のことながら、その行為を行った人間に対する不信感だけでなく、他の人間への不信感も生まれ、警戒心が強くなったり、日常の何気ない出来事にも過剰反応する可能性があります。
子犬のころのことだから忘れてしまうだろうということはありません。
小さいころ経験したトラウマは大きくなってもどこかに潜んでいてあるとき突然出ることもあります。
犬にとってそういったストレスは、人間が故意に行わなくても、日常的に遭遇することも多いものです。
散歩の途中で、急に大きな音のバイクが横をすり抜けたり、たまたま犬の足を踏んでしまったり、犬自身が悪戯をしようとして痛い目を見たりなどなど、気を付けていても起こりうることは沢山あります。
だからこそ、きちんと犬の安全を守ることも飼い主の責任であると言えるでしょう。
気持ちのおおらかな、自信のある犬に育てていくためにも、子犬に無用なストレスを与えないことも大事ですね。
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