ドッグトレーニング:トリーツがディストラクションに
陽性強化トレーニングではトリーツ(おやつ)が誘導として使われたり、ご褒美として使われたりします。
誘導として使われるトリーツは新しい行動を引き出すときに使われ、犬は目の前のトリーツの動きに合わせて動くことで、ハンドラーが望む行動をとるようになります。
行動がある程度身についてくれば、トリーツは誘導ではなくご褒美として使われます。
ところが、犬の目の前にトリーツが見えてしまえば、トリーツについて行きたくなったり、あるいは、ご褒美が早く欲しいからとハンドラーに近づいてくることもあります。
昨日単独バックステップをしていたFくん。
おうちでは1~2歩しか下がれなかったのですが、レッスン中に距離が伸びるようになってきました。
ところが、オーナーさんがご褒美としてトリーツを早く渡してあげようとポケットに手を突っ込んだ途端動きが止まってしまいました。
つまり、ご褒美として使うはずのトリーツがF君にとってディストラクションになってしまい、バックステップの足が止まってしまったのです。
ハンドラー側の一挙手一投足を犬はよく観察し予測します。
犬を混乱させないように、常にニュートラルでいることが大事ですね。
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