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2019年2月 1日 (金)

犬の視覚

先日見習いにダンベルを咥えたままバー障害(ハードル)を跳び越えさせたら、蹴っ躓いたと書いたところ、黄色いバーの色と茶色の床の色が犬にとってわかりづらいというアドバイスをいただきました。

私はアジリティの経験が無いので、あまり気にしていませんでしたが、アジリティ界では、様々なバーや障害、オブジェクトに対して犬たちがそれらを正しく認識していなければ、バーノック、場合によっては高所の障害物から犬が落下するといった危険性をはらんでいることを感じる人たちがいたようです。

犬の優れた動体視力は人との共同作業において有利に働き、それらのメリットを利用した犬の能力は最大限に利用されてきましたが、アジリティに関して言えば、動体視力が必要とされるのはハンドラーの動きだけで、ターゲットとされる障害物(オブジェクト)はすべて静止しています。
犬に静止しているものを正確に認識させるためには、犬の視覚のことをもっと知らなければいけないでしょう。


実は以前アジリティがらみの記事で、犬の視覚では見えづらい色があるという文章をちらっと読んでいました。
https://www.animotionagility.ca/dogs-eye-view/?fbclid=IwAR3IQfO_FCBwL2hUtOAKhqyXfH8sLU7k-ASThy20Fy8SKC4I2XXweM91SCU

しかし、普段のラリーオビディエンスの練習会で、バーノックする犬は全くおらず、中に拒否する犬はいても、バーにぶつかる犬はいなかったため、今回の見習いのミスはダンベルに意識を集中しすぎて跳びきれなかったものと考えていました。

しかし、以前草の上でダンベルを持っていない見習いにバーを跳ばせたところ、確かに何度か足を引っかけることがあったので、もしかしたら見習いは他の犬より正しくバーを認識できなかったとも言えます。

いずれにしても、犬に優しくないのはいけないので、バーを見やすくして見ました。

201902011


今日の練習ではとりあえずバーノックはありませんでした。
まぁ、多少低めに設定していましたが。

犬が失敗したとき、責めたり、笑い飛ばすだけでなく、原因をきちんと見極めてあげることは大事ですね。

参考資料:
https://dog-vision.com/?fbclid=IwAR0_C37LQUaU5NXGf2Pv3B9qyTsEYixAvJ8PCKZPDENNrgsV5PI4zghVim8


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