オビディエンスとドッグダンス
「オビディエンスをやったからドッグダンスが踊れるとは限らないが、オビディエンスをやっていないとドッグダンスは上達しづらい」と私は思っています。
ドッグダンスでは、2分から4分程度の時間、ハンドラーはずっとパートナーにキュー(指示)を出し続け、パートナーはそれに素早く反応することが要求されます。
オビディエンス競技においては一般的にひとつの作業はひとつの声符のみで遂行されなければなりませんせん。
遠隔などを除き、視符(ハンドシグナル)や体符(ボディシグナル)は誘導ととられペナルティになります。
そのため、日ごろから声符をわかりやすく犬に出して、一度で行動に移してもらう練習をしています。
反応できなければ犬がまだ理解できていないと考え、何度でも練習し、犬に言葉と行動を正しくリンク付けしていきます。
一方ドッグダンスにおいては、声符、視符、体符を何度使ってもかまいませんが、声符は限りなくさりげなく、視符は振り付けのように、明らかな体符は誘導ととられて評価は低くなります。
しかも、何度キューを出してもパートナーが全く反応してくれなければ、おそらくダンスは成立しないでしょう。
基本はオビディエンスと同じで、ハンドラーの出すキューを理解し、すぐに動ける練習をするわけです。
ドッグダンスの華やかさはなくても、練習のベースは同じなのです。
日常の練習で出来ても、本番となるとさまざなま刺激的要因が邪魔をして、本来の実力が発揮できないのは犬も同じ。
せめて練習では出来るようにしておかなければ、犬もストレスが溜まってしまいます。
また、普段出来ると思っていたことの練習をサボっていると、本番でやってくれなかったなんていうこともあります。
犬だって忘れてしまうこともあります。
適度なリマインドと練習は欠かせませんね。
今日のオビディエンスの練習会はドッグダンスでも有効な「常歩行進中の作業」、つまりヒールウォークの途中でパートナーに様々な指示を出し、その場で素早くやってもらう練習でした。
来月開催されるラリーオビディエンス競技の練習もかねて、遠隔作業も合わせて行いました。
日々の練習の成果が本番で出ますように。
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