FCIオビIII:複合課目を切り分ける
見習いと練習を始めたオビディエンスIIIですが、今日は神奈川訓練士会の訓練競技会で練習リンクが借りられるというので行ってきました。
CD用のリンクのため、さほど広くはありませんが、それでもハードルを二台並べて、ダンベルを咥えて跳ぶにはなんとかできる広さです。
ちなみにこの課目の正式名称は「コーン回りへの送り出し、立止、停座または伏臥ならびに方向転換と障害飛越を伴う木製ダンベル持来」という長いものです。
では、いったい何をやるのでしょうか。
1. 左脚側位置にいる犬に20メートル前方のコーンを回るようにキューを出す。
2. 犬が走ってコーンを回ってハンドラーの元に戻り始め、コーンより2メートル地点に到着次第、ハンドラーは作業開始前にスチュワードから伝えられた犬の姿勢を犬に伝える。(犬の姿勢は、立止、停座あるいは伏臥)
3. 犬が静止して約3秒後にハンドラーはスチュワードに告げられた方向(左右)のダンベルを咥えてハードルを跳び、ハンドラーの元に戻るよう犬にキューを出す。
なんとも長い作業ですが、当然のことながら、初めから通して教えることはできません。
それぞれの作業が確実に出来なければ犬の集中力は途切れ、結果がさんざんなものになるのは目に見えています。
見習いはようやくオープンハードルの認識が出来るようになりました。
と言っても、目の前にダンベルがあればそればかりが目に入って、ハードルを跳ぶことを忘れてしまうこともしばしば。
ダンベルとハードルをセットにした練習は欠かせません。
今日の練習では、スペース上コーン周りのあとの部分から左右のハードルの認識の練習を行いましたが、案の定頭の中がダンベルでいっぱいになった見習いは、私がどこにいようとダンベルは取りに行くものの、そのあとの障害飛越に繋がらないので、こちらの立ち位置をいろいろ変えながらトライしてみました。
持ち時間はわずか10分でしたが、見習いの出すエラーを無駄にしないように、わかりやすく伝えて行ったところ、とりあえず、左右のダンベルの違いを理解し、その後の板障害あるいはオープンハードルまで飛越することが出来ました。
photos by J-mom
後半は「指定区域への送り出し」練習もやってみました。
こちらの認識はまだまだ時間がかかりそうです。
見習いは練習時何度かエラーを出していますが、そんなときも「あっ!」や「違う!」と言った語気の強いネガティブワードは一切使いませんでした。
それを使うと、見習いは途端にトーンダウンし、咥えたダンベルをすぐ落とすようになるからです。
周りで見ていた人はおそらく「何をやってるんだ?」と思ったかもしれませんが、とにかくトーンを高めに、もう一度やってみようという気持ちを込めて作業に臨んでみました。
本番まであと3週間、どこまで見習いに自信を持たせられるかがポイントです。
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