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2019年1月20日 (日)

知らないうちに強化している愛犬の問題行動

犬の問題行動は人間(飼い主)にとっての問題行動ということはよく言われていることです。

お家のルールはそれぞれの家庭によって違います。
ベッドに乗ることをよしとしている家庭では、犬がベッドに乗っていても問題行動とは言いません。
食事中に人間の食べ物をもらってもいい家では、ダイニングテーブルの横で犬が食べ物を要求しても問題にはなりません。

つまり飼い主側が愛犬の行動を問題と思うかどうかが基準になっています。

いずれにしても、飼い主が問題行動だと思っている行動がどうしても無くならない場合、その理由を考えると、飼い主が無意識にその行動を強化していることがあります。

例えば、飼い主に要求するために吠える犬。
吠えればうるさいので、ついつい要求に応えてしまうと、犬は吠えることで要求がかなうことを学習します。

小型犬の抱っこの要求も同じです。
抱っこをせがんで飼い主に飛びついたり、散歩の途中で抱っこしてもらおうと急に止まって動かなくなったり。
飼い主は飛びつかれたことで、何の気なしに抱き上げたり、あるいは散歩の途中、動かないと先に進めないからと急いでいるときにさっと抱いてしまったりすると、賢い犬たちは確実に学習し、次回同じ行動をとるようになります。

愛犬を責める前に、まず人間の行動を見直してみませんか?
すると問題行動は意外と少ないかもしれませんよ。

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