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2018年12月18日 (火)

ドッグダンス:脚側停座と脚側立止の違い

ドッグダンスは究極のオビディエンス(服従訓練)と個人的に考えていますが、実際オビディエンスをやっていた人がドッグダンスを始めようとすると一つの壁にぶち当たります。

それは、ヒールポジション(脚側)に犬を付けようとキュー(指示語)を出すと、犬が必ず座ってしまうというものです。

一般のオビディエンスは「脚側停座に始まり、脚側停座に終わる」と言われるほど、すべての基本はハンドラーの左脚側位置にパートナー(犬)が停座することです。

ところがドッグダンスは常に動いているので、犬を座らせる状況は特別なトリックなどでない限りほとんどありません。


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さらに、オビディエンスでオートマティックスィット(ハンドラーが停止すると、犬は何も言われなくてもハンドラーの左脚側位置に停座する)を教えている場合は、ハンドラーが立ち止まっただけでも犬が座ってしまい、いちいち「タッテ」と立止のキューを出さなくてはならなくなります。

犬の混乱を減らすためにはどうしたらいいのでしょうか。

我が家は長年オビディエンスとドッグダンスを同時期に犬たちに教えているので、この部分は最初から分けて考えるようにしています。

つまり、オビディエンスでのスタート時は脚側停座を表す「アトヘ」というキューを出し、歩き出すときは「ヒール」という別のキューをかけます。

「アトヘ」と言われない限り座りませんし、「ヒール」と言われれば、ハンドラーが前進しようが、後退しようが、はたまた左右にサイドステップを踏んだり、その場で逆回転しても左脚側位置を維持しながらついてきます。


特にオートマティックスィットが入っている見習いの場合は、私が止まるときは、「ヒール」のキューを再度出すことで「座らなくていいよ。」と伝えています。


最初は戸惑うかもしれませんが、キューを変えることで犬の混乱を減らすことは可能です。

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