トイレシーツの話
今では当たり前になった犬用トイレシーツ。
便利この上ないものです。
昔は子犬が来ると新聞紙を床に敷き詰めたり、汚れたら雑巾で床を拭いたりと、手間が多くかかりましたが、今は使い捨てシーツのおかげで、たまにはみ出すことはあっても、大事に至らず、時間も節約できます。
子犬を迎えると、一番初めに気になるのはトイレの問題です。
子犬は所かまわず、のべつまくなしにトイレに行くので、家中がトイレになって疲れ果てる飼い主さんは沢山いらっしゃいます。
しかし、当然のことながら、子犬は人間の赤ちゃんと一緒ですから、したいときにしゃがむだけで、何一つ悪いことをしているわけではありません。
でも、
「犬が排泄したいときにするのがどこが悪い。」
「自然現象だから仕方ない。」と寛大な気持ちで見てくださる方はそう多くはありません。
我が家も以前の家には庭があったので、朝夕散歩とは別に、庭に出せばみんな勝手にトイレを済ませて戻ってくるという生活をしていました。
ところが、半年ほど貸家住まいを余儀なくされたとき、庭の無い家で犬たち3頭と暮らすことになり、トイレ問題に直面することになりました。
つまり、外トイレが当たり前のなっていた犬たちに、急にトイレシーツを使った室内トイレを使ってもらわなければならなくなったからです。
そこで、室内トイレトレーニングを一からやり直すことにしました。
場所はバスルームを使い、トイレタイムになると、バスルームにトイレシーツの大判を敷いて母犬(クリス)を呼び込んでトイレのキューを出します。
最初は「こんなところでするのはちょっと・・・。」と言っていたクリスも、しばらく声掛けしているうちに我慢できなくなって済ませてくれました。
さすが母はえらい。
そのあと娘犬(ニキー)と息子犬(ハンス)を順番に呼び入れてトイレのキューを出しましたが、さすがにニキーがなかなかバスルームに慣れず、かなりてこずりました。
しかし、2~3日すると、みんながトイレタイムにバスルームの前に並ぶようになり、とりあえずトイレ問題は無事解決しました。
その後も出先でやむなくトイレをさせなければいけないときは、トイレシーツさえ敷いてやればその場で済ますことが出来るようになり、その習慣は今のアシスタントや見習いにも続いています。
今回1週間ほどお預かりしていたお嬢さんは室内トイレが基本のため、外では排泄をしません。
室内のトイレスペースの認識が出来れば、「トイレは?」と言うだけで、自分でさっさとシーツの上に乗って済ませてくれます。
長時間の外出時、ダメ元で我が家の犬たち同様地面(駐車場)にトイレシーツを敷いたところ、ちょっと迷った末に済ませてくれました。
きちんと教わっている子たちは、周囲の安全さえ確保してあげられれば、周囲に迷惑をかけることなく排泄を済ませることが出来るのです。
雄犬の場合は、マーキングと言う排泄とは違う行為があるため、これらをすべてコントロールすることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。
しかし、結果的に他人に迷惑をかける可能性がある場合は、愛犬のトイレは飼い主が責任を持ってコントロールするなり、処理する必要があります。
土の少ない都会暮らしは、多くの面で犬たちにはストレスフルな環境です。
匂いを取りながら、好きな場所でトイレをさせてあげられれば一番犬にとっては自然な形ですが、出来ない場合は、トイレシーツのような便利グッズを大いに活用すればいいのではないでしょうか。
見習いは我が家に来て2~3日でトイレの認識ができ、狭い部屋ではありますが、トイレシーツのある所まで自力で移動し、夜中もハウスから出て済ませると、また戻ってハウスで寝るという変に大人びた子犬でした。
大人になった現在は、散歩に出られないときなど、トイレシーツを敷けばその場で済ませてくれます。
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