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2018年11月27日 (火)

競争心もやる気の元

先日、競技犬と家庭犬の話を書きました。
極端な例かもしれませんが、実際競技犬でなくても、決まった時間以外自由が与えられたていない犬たちはいます。

ある程度ハンドラー(飼い主)から遮断されている犬たちがみな意欲的とは限りません。
中には悪質な繁殖環境にあって、日々隔離されていれば、楽しいことを知らずに過ごしているので、そもそも意欲がわかなくなっている場合もあります。

しかし、楽しいことを知っている犬たちが、楽しいことに自由にアクセスできずにいると、自分に楽しい時間がまわってきたとき、意欲的に動く可能性が高くなります。

それは多頭飼いにも言えることで、自分の番が回ってくるのを心待ちにしている犬たちは、その時間をとても大事に感じます。

もちろん、ハンドラーと作業している犬が楽しそうでなければ、待っている犬の意欲はあがりません。
叱られてばかりであれば、恐らく自分の番が来てもクレートから出てこないでしょう。

初代のボーダーコリーは、私との時間を独占していたので、子供たちが生まれて、トレーニングの時間が子供たちに割かれたとたん大騒ぎするようになりました。
彼女は私との時間が楽しいとわかっているので、待っているのが我慢できなかったのです。

しかし、毎日、順番は必ず回ってくることを教えていたら、待てるようになりました。

現アシスタントニコルが我が家にやってきたときは、先住犬とまずトレーニングをしてから彼女の番が回ってくることを教えようとしたのですが、楽しそうにしている先住犬をみて、我が家に来た時からピーピー文句を言っていましたが、泣いても順番が来るまで相手にしてもらえないとわかると、静かに待てるようになりました。

そして現見習いは元から観察するのが好きなタイプで、ニコルと私が作業しているとじっと見ていました。
時には中に混ざろうと飛び出してくることもありますが、待っていることもできます。
確かにパピーのころ、ワークショップなどでクレートに入れていると大騒ぎをしていましたが、見えていると騒ぐことはありませんでした。

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そして自分の時間がくると、嬉々として私に付き合ってくれる。

多頭飼いのメリットはそんなところにもあります。

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