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2018年11月24日 (土)

ドッグダンスとオビディエンスの違い

ドッグダンスのベースがオビディエンスにあるというのはずっと以前から言っていることですが、そのことだけを聞いてもなかなかわかりにくいかもしれません。

オビディエンスで習うことがちゃんとできないとドッグダンスが踊れないということではありません。

オビディエンスの作業の中には、日常生活に欠かせないものもありますが、日常では必要のないこともあります。
では、どういう意味なのでしょう。


基本は、ハンドラーとのコミュニケーションです。
ハンドラーが言ったことを、犬がその場ですぐ出来る姿勢を作るということです。

ハンドラーが言ったことというのは作業のことですが、作業自体はオビディエンスが出来ようができまいが、ひとつひとつ丁寧に教えてあげれば犬たちは出来るようになります。

それらを犬が理解し、集中して作業にあたる姿勢をオビディエンスを通じて学んでいくことが多くのドッグスポーツの基礎になります。

しかし、だからと言ってオビディエンスが出来るならドッグダンスが出来るというわけでもありません。


見習いは2年以上オビディエンス(服従訓練や競技としてのオビディエンス)を学んでいます。
それは、姿勢の変更だったり、頼んだものを持ってくることであったり、言われた場所に走っていくことだったり、呼ばれたらすぐ来ることだったりしますが、当然精度も要求されます。


彼はひとつひとつの作業はある程度自信を持って行えますが、ドッグダンスのように、動きながら次から次へと指示のキューを言われると頭がいっぱいになってしまいます。

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それは、彼が一歳になる前、場慣らしを兼ねて音楽が鳴る競技会場でヒールウォークをしているときに、前後左右に動いたり、スピンなどの簡単なムーヴをやっただけで鼻泣きをしたり、私にマウントすることで感じたことでした。
オビディエンスが出来ても、ドッグダンスはまだハードルが高かったようです。


そのため、見習いには、競技会場の雰囲気の中、大きな音が鳴っている場所で私の声を聴くだけの練習をしていましたが、それでも負荷がかかり過ぎているときがあったので、しばらく彼とはダンスを踊りませんでした。


11月14日に3歳になった見習い。
オビディエンスの競技を続けている中で、そろそろ彼にも複雑なこと、自分で考えることに少し負荷をかける(難しくする)ことが必要な時期になったのではないかと感じるようになり、今回ペアダンスに挑戦しました。

3歳と言えば、おそらく遅いくらいだと言われるかもしれませんが、彼の成長には無理強いは禁物と思っていたので、ようやく今スタートラインに立った気持ちです。

ドッグダンスが彼の肥やしとなるのか、凶と出るか、これからが楽しみです。

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