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2018年11月13日 (火)

ドッグトレーニング:パーツとパーツを繋ぐ

ドッグダンスやオビディエンスでは犬たちに様々な動きを教えていきますが、一つの作業の中には多くの要素が含まれています。

オスワリひとつとっても、ただお尻を地面に付けるだけではなく、ハンドラーとの正しい位置関係で、腰を崩すことなく、お尻を浮かすことなく、まっすぐ座らなければいけません。

ヒールウォークも同様です。
ハンドラーの横をただついて歩くだけでなく、ハンドラーと一定の距離感を保ちながら、ハンドラーを意識し、ハンドラーの前後左右の動きに合わせて犬も動かなくてはいけないことを教えなくてはなりません。
場合によっては、ハンドラーが止まると同時に座る(オートマティックスィット)ことも教えていく必要があります。


これらのことを犬に伝えるのは簡単ではありません。
ひとつひとつの動きを、わかりやすく、繰り返して教えることによって習慣にしていくことが大事です。


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※ハンドラーに付いていくだけでいっぱいいっぱいの見習い。
耳は私の方に傾けていますが、顔を上げる余裕がありません。
こんなとき、過度に要求するとストレスで吠えが出たりするので、気を付ける必要があります。


同様に、トリックなど、単体ではすぐ覚えられても、ヒールウォークの中でおこなったり、ハンドラーとの位置関係が変わったところでおこなおうとすると全くできなかったりすることがあります。
なぜなら、それぞれのパーツがきちんと繋がっていないからです。
これらのパーツがちゃんと組み合わされてこそ一連の動きがスムースにできるようになるわけです。

止まっているときはできるのに、ヒールウォークをしながらスピン(回転)と声をかけてもできない場合は、止まっているときだけでなく、歩きながらスピンする練習していないからかもしれません。

一つのパーツだけを見ていてできると思っても、流れになった時に出来るかどうかは個体差もあります。
犬に多くのことを要求している側としては、どこで躓いているのか、ちゃんと見極めなければ先には進めません。

それは犬の問題ではなく、犬にきちんと伝えきれていないハンドラー側の問題です。

個々のパーツが完成したら、パーツ同士を繋ぐ練習もしていきましょう。
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