「ダメ!」じゃなくて「おいで♪」
犬たちにとって、一歩外に踏み出せばそこには気になるものがたくさんあります。
特に好奇心いっぱいで、経験値が少ない若い犬にとっては、気を散らすものばかりと言ってもいいでしょう。
しかし、ドッグスポーツなどの競技に参加することを考えると、いつも周囲の刺激に負けていてはせっかく練習したことが発揮できません。
そこで、周囲に刺激があってもハンドラーに集中する練習をするのですが、気がそがれるものに絶対行ってはいけない場合、例えば車やバイクなど危険を伴うものや、顔を突っ込んでほしくない物に関しては、行こうとする犬を静止する際、「イケナイ」や「ダメ」と言う言葉が出ることもあるでしょうが、普段は構わないけど、今は行ってほしくないときは、「おいで」の方が犬にわかりやすいのではないでしょうか。
例えば相手が犬の場合、しかもよく知っている犬がいて挨拶に行きたいと思っている犬に、行ってはイケナイと言ってしまうと、犬はいつも遊んでいるのになぜ?となってしまいます。
今はハンドラーに集中して欲しい場合は、「おいで」や「ヒール」など、やってほしいことを犬に伝えた方がわかりやすいでしょう。
そして集中する時間が終わったら、挨拶しに行ってもいいと伝えることで、犬は行ってもいいと言われたときは構わないが、呼ばれたときは勝手に行かないことを学習していきます。
ディストラクションの見習いをみつけてすぐに挨拶に行こうとしたKさん。
ハンドラーさんの「おいで!」で、行きたい気持ちを抑え、ちらっと見ていますが、ちゃんとハンドラーさんに付いてヒールの練習を続けられました。
練習の後はもちろん挨拶もでき、少しずつ経験値を増やしています。
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