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2018年10月18日 (木)

ドッグトレーニング:苦手を大丈夫にするには。

人には誰にでも苦手なものがあるように、犬にも苦手があります。

例えば体に触れられること。

「犬なら撫でられるのが好きなはず。」というのは大きな間違いです。
同様に、「抱っこが嫌いな犬なんていない。」と言うのも迷信です。

ちなみに我が家の犬たちは触れる、撫でられるのは大好きです。
抱っこは我慢します。
トリックとして教えたこともあり、抱っこと言えば自分から膝に乗ってきます。
とは言っても10キロを超える中型犬ですから、いつも抱っこするわけではありませんが、犬が自身で乗れない場所だったり、保定が必要な場合などは、犬をしっかり抱きしめる必要があります。

嫌いな犬にとってはどうすればいいのでしょうか。

嫌いなことを好きにさせることはできなくても、我慢できるくらいにすることはできます。
つまり、嫌いなことと好きなことを関連付けることで、苦手なことでも自分から進んでできるようになるわけです。

体を触るときに、愛犬の大好きなトリーツをあげることによって、苦手なことを好きなことを関連付けることができます。
だからと言って、トリーツをもってガシガシ触っては、逆にトリーツも取りに来なくなるかもしれません。

トリーツを見せたとき、喜んで近づいてくればすぐ触るのではなく、まず食べることを楽しんでもらい、その後トリーツを食べているときに、少し背中に触ってみるところから始めていきます。

小型犬の場合、上から手を出されるだけでも嫌がる犬もいます。
手足やお尻の辺りを触れるのを嫌がる犬もいます。

無理をせず、時間をかけて慣らすことがポイントです。

痛い思いをした経験がなければ、爪切りなども同様の方法で慣らしていくことができます。

嫌なことへトリーツを使って無理やり誘導するのではなく、自分からそばに来たくなる状況から始めるといいでしょう。


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爪切りを持つと、自分から寄ってきて、目の前に寝転んでくれる見習い。
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