動物愛護とは。
犬との暮らしに求めるものは人それぞれです。
愛犬と一緒に何かやりたい。
ただそばに居てくれるだけでいい。
出来ればみんなに自慢したい。
理由はどうであれ、そこに犬のキモチや生活に配慮しているかどうかがベースになければそもそも犬と暮らすこと自体が難しくなってしまいます。
ただ問題なのは「犬のキモチ」って何だろうという部分です。
人間の側から見て、「かわいそう」と思える部分が時として犬の立場に立っているのかどうか私は日々自問自答しています。
それは他愛のない日常生活においても湧いてきます。
特に犬たちと一緒に仕事に出ているために、
犬に留守番をさせることはかわいそうなのか。
車に乗せて連れまわすことのストレスはどうなのか。
運動不足の犬たちのストレスを減らすために、更にまた車で移動することは犬にとってどうなのか。
などなど、犬を飼っていない人にとってはくだらないようなことで悩んだりします。
犬のトレーニングに関わっている人の中には、未だに犬を上から服従させるものと考えている人たちがいます。
犬に感情はないのでしょうか。
当然、犬のケアをするのは人間の義務です。
だからと言って、犬の感情を無視することはやはりできません。
犬たちはどうしたいのか?
おそらく人間本位の立場の人たちにとっては、「バカじゃないか?」と言われそうな思考回路かもしれません。
しかし、犬たちが力で押さえつけられ続けた結果、考えることすらやめてしまったら、一般の飼い主さんが家庭犬としてそんな犬たちと一緒に暮らして楽しいでしょうか。
犬たちが日々楽しそうに(意欲的に)学んでいる姿を目の当たりにした飼い主さんは、愛犬の成長に一喜一憂します。
子供の成長とかぶるところがあります。
犬たちのキモチを考えることはとても大事なことです。
擬人化することなく、客観的に見ることも必要でしょう。
もちろん、犬本位だけでは日々の生活は回りません。
お互いうまく折り合いをつける方法を模索しながら暮らしていかなければいけない部分があることも事実です。
かわいいからと、小動物のサイズにまでミニチュア化された犬の健康問題。
あげないのはかわいそうだからと、催促されるままに人間の食べるものを与えてしまい、健康を損ねるほど太ってしまった犬。
保護者であるべき人間と犬とのかかわり方はすべて飼い主さん次第です。
9月20日から26日は動物愛護週間と定められています。
1960年代英国において定められた動物にとっての「5つの自由(Five Freedom)」は以下の通りです。
1. 飢えと渇きからの自由
2. 不快からの自由
3. 痛み、怪我、病気からの自由
4. 恐怖や苦痛(精神的苦痛)からの自由
5. 正常な行動を表出する自由
こんなことも念頭におきながら、愛犬との関わり方についてちょっと考えてみるのもいいかもしれませんね。
午後から土砂降りで散歩に行かれなかった犬。
人間目線で見れば、不満たらたらな目ですが、実際は夕食が終わって惰眠をむさぼろうとしているところです。
もちろん、ここで声をかければ、喜んで私の都合に付き合ってくれる犬です。
健気ですね。
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