ドッグトレーニング:褒める場面を作る
週末アシスタントの家族会に参加してきました。
メンバーのうち何頭かは、直前のイベントにも参加され、犬たちにとっては共に数日間過ごすことになりました。
お泊りという非日常の中で、できる限り良い経験を増やして欲しいと思うのが飼い主心。
特に今回は生後数か月のパピーと2歳の若い犬も参加しています。
若い犬たちにとって、多くの犬と出会ったり、様々な環境下で飼い主と過ごす数日間と言ってもいいでしょう。
そんななかで、私にとってついつい目に付くのが、飼い主さんが「ダメ~!」と言いたくなるような場面。
確かに経験値の低い犬たちにとって、どうしていいかわからない状況では様々な行動を取るのは当然のこと。
その中には、飼い主にとってやってほしくない行動も含まれてきます。
しかし、何をやっても「ダメ」「ダメ!」とダメ出しの連発では犬にとってこの数日間はきっと楽しくはないでしょう。
そこで、いい行動を取りやすい環境を作って、その行動を見逃さないで褒めていくことが大事なポイントになります。
そうでなくても、「ダメ~!」と言いたくなる場面は少なからずあるのですから、褒めるタイミングも作ってあげたいところ。
例えば、人間が食事をしているとき、足元で伏せていてくれれば人間にとってこんなに楽なことはありません。
しかし、テーブルの上からいい匂いがしてきたり、隣の席の他の犬が気になったりと、たくさんの誘惑があります。
そんなとき、若い犬にじっとしていることを強いるのはなかなか難しいもの。
もちろん、ご自宅でマットトレーニングをしていれば外の環境でも成功率を少しずつ上げていくことは可能ですが、初めから成功するとは限りません。
ではどうするか。
食事の前にある程度体を動かしたり、頭を使わせたりして軽い疲労感をあじわってもらうことで、目の前の人間の食べ物に対する反応を少しは軽減することができます。
また、テーブルに前足をかけたり、鼻を寄せてきたりできない距離でリードを繋いでおくことで、犬がむやみにテーブルに接近することを防ぐこともできます。
そのような状況で犬が自らオスワリをしたりフセをしていることを褒めてあげれば、犬も「ダメ!ダメ!」と叱られるより褒められる行動を取りやすくなるはずです。
ちょっと犬の周りの環境を変えてあげると、犬の行動は少しずつ変わってきますよ。
もともとテーブルから人間の食べ物をもらう習慣はありませんが、気にならないはずはないので、少し短めにリードを繋いでおくと、犬たちはオスワリをしたりフセて時間をつぶしてくれます。
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