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2018年9月30日 (日)

愛犬の身体能力を把握する

どんな高いところからでもヒラリと飛び降り、何事もなかったかのように着地して見せるネコたちを見ていると、ついつい犬の野性的な運動神経にも期待してしまいがちですが、実は犬は意外とダサいものです。

例えばドッグランで他の犬と追いかけっこをしている犬。
器用にランの中にいる人間や他の犬を避けて走っている犬もいれば、体当たりししてしまったり、柵など動かない物が避けられないこともあります。
元々動体視力がいい動物ですので、動いている物を避けるのは得意ですが、動かない物に対しては感が働かないこともあるのでしょう。


先ほどのネコの話ではありませんが、中にはネコと一緒に暮らし、彼らの動きをまねているうちに、筋力もアップし、器用に高い所から飛び降りられるようになる犬もいるかもしれませんが、基本的にはあまり期待しない方がいいでしょう。


以前2階への階段の上り下りが危険だと判断した飼い主が、2階の踊り場にゲートを設置したところ、ゲートを飛び越え、階段を踏み外し階下まで転落、骨折という悲惨な結果になった犬もいました。


我が家の老犬も、階段の踊り場に立って、下から上がってくる人を見ているうちに、ふらっとして足を踏み外し降ってきたこともありました。


201809302
※上に座っている犬が降ってきた老犬


この時は、上がっていく私が落ちてきた犬を抱きとめて事なきを得ましたが、トレーに乗せていたものをすべて放り出したため、後の掃除が大変でした。


また、我が家で繁殖した子犬たちが、キッチンに入らないようワイヤーネットを仕切り代わりに使っていましたが、一頭の子犬がよじ登ってキッチンに入ったのを見て、他の子犬がまねてワイヤーをよじ登り、不幸にも2頭目はワイヤーの隙間に足を挟んで骨折という痛い目にあってしまいました。

201809301
※左側の雄犬が得意げに乗り越えたのを見て、右下の女の子が私の見ていないときに暴挙に出ました。
この写真を撮った時は、よじ登ることなど想定していませんでした。
ちなみに子犬たちは生後2か月でした。


犬たちの身体能力の過大評価や過小評価は思わぬ事故を招きかねません。
特に子犬の場合、昨日はできなくても、今日できるようになったことはたくさんあります。
犬の行動を観察することと、あらゆる状況を想定して対応することが愛犬の安全のためには欠かせないでしょう。
愛犬の成長は嬉しいものですが、危険予知も忘れてはいけませんね(自戒)。

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