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2018年9月15日 (土)

犬に圧をかけすぎていませんか?

「犬は服従させなくてはいけない!」というのは一昔(ふた昔?)前の話ですが、未だにその片鱗がそこここに見られるのも事実です。

去年見習いとオビディエンスのクラス1に出たときのこと、他の出陳者の競技をリングわきから見ていた時、犬に持来の指示をしていたハンドラーが、犬がエラーを起こしてしまったとき、

「持ってこい」

「持って来い!」


「持って来い!!」

しかし、犬は持って来ませんでした。


CD(コンパニオンドッグ)の競技であれば、すでに2声符かけた時点で高得点はあり得ません。
オビディエンスであれば、3声符かければ点はつかないと思った方がいいでしょう。

競技課目の最後は指導主の評価というのがあるのですが、その時ハンドラーが審査員に言われたことは、2度声をかけて持ってこなかった時点で、それ以上犬に圧をかける必要はない。ということでした。

確かに。

ミスした犬が追加のキューで作業ができるのであればおそらく一時的に聞いていなかったか、集中を欠いていただけかもしれませんが、2回指示を出してもやらなかったとすれば、別の理由があるに違いありません。

何が何でもやらせて、やったことを次に繋げたいと思う気持ちは誰にでもあると思いますが、犬に負荷をかけすぎて、競技自体に拒否反応が出るような終わり方をしては今後につなげにくくなるでしょう。

教えたのだから、ちゃんとやってほしいとハンドラーは当然思うのですが、もし犬が本番で出来なかったとすれば、やはり何かが不十分だったと思わざるを得ません。

犬のやる気をつなげることが最優先ですね。


201809151
ちょっと負荷がかかると鼻泣きが出る見習い。
圧をかけたら、きっと車に逃げ帰るでしょう。
かなりの根性なしです。


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