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2018年8月27日 (月)

似て非なるもの:8の字はどっち向き?


服従訓練の自由課題やドッグダンスのムーヴ(トリック)に使われる8の字ですが、実は8の字の書き方が二通りあるのと同じで、ウィーヴする犬の動き方も一つではありません。

言い方を変えると、8の字の頭の〇を右回りに書き始めるか左回りに書き始めるかがポイントです。

おそらく右利きの人は右回りに書く人が多いのではないかと思うのですが、その8の字の書き方が、通常左脚側(ヒールポジション)からの8の字(エイト)です。

これを左回りで動かすとなると、犬の頭がハンドラーと反対側を向いていなければ出来ません。
そこで、普通はあまりこの左回りのエイトは使わないのですが、犬がハンドラーの足の間にいてハンドラーと同じ方向にいる位置から8の字を書こうとすると、左回りの8の字になります。

ここまで読んでイメージが湧かない人は是非愛犬と一緒にやってみてください。

いずれにしても、左回りと右回りでは犬の動きが正反対になりますが、人間はついつい足の間をくぐる動きだから同じと考えて犬に同じキューを出してしまいがちです。

すると、犬の頭の中は混乱してしまいます。
足の間から右方向にまわりはじめても、その先には何もないのでわからなくなってしまい動きが止まってしまうのです。

ハンドシグナルで誘導すれば出来ないことはありませんが、おそらくエイトというひとつの動きとして犬が認識していると難しいかもしれません。

そこで対処法として、足の間にいる犬にまず右回転をさせて足の間に戻り、次に左回転をして足の間に戻るようにキューを出すことができます。

人間でもひとつのことにいろいろな理解の仕方があるように、犬も全て同じではありません。
もし途中で犬が動かなくなってしまったら、犬の立場に立って、そのキューがわかりやすいかどうか自問してみましょう。

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