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2018年8月13日 (月)

ドッグトレーニング:「出せ」を教える

「犬と遊ぶ」と聞いて、どんなことを想像されるでしょうか。

相手が子犬の場合、人間がちょっと動いても、後ろから付いてきたり、動くものを見つけると興味津々で咥えようとしたりします。
咥えたものを引っ張ってみると、引っ張り返したりもします。
こんなところから愛犬との遊びは始まってきます。

場合によっては、飼い主の意図していない物を咥えて遊んでしまう場合もあるかもしれません。

犬にとって引っ張りっこは口を使う楽しい遊びのひとつですが、「噛む」ことをあまり制限しすぎてしまうと、やらなくなってしまうこともあります。

噛んでいいものとそうでない物をちゃんと教えながら引っ張りっこの楽しさを堪能してもらえると、成犬になってからでも愛犬と楽しく遊ぶことができます。


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もちろん引っ張りっこだけでなく、投げたおもちゃを取りにいき、また投げてやるという遊びも犬たちにはとても楽しいものです。
紐付きボールは両方が楽しめる絶好のおもちゃです。

フライングディスクなどは遠くに飛ぶので、走って追いかける楽しさも加味されたゲームです。


ただ、引っ張りっこも持って来るゲームも、最後に口から離さなけれなりません。
持って来いゲームは手渡してくれなければゲーム自体がそこで終わってしまいます。

大事なポイントが咥えている物を口から出させることです。


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「ウチの犬は咥えるとなかなか離さなくて。」や「取ろうとすると唸るんで。」というお話をよく聞きます。

確かに楽しいものを手に入れると、離したくないのは誰でも同じです。
そこで、離しやすくするために、おやつと交換したり、咥えているもの以上のおもちゃと交換したりして、「出せ」という言葉の意味を教えていきます。

引っ張りっこにしても、「負けると犬が上になる。」なんていうことはありません。
犬だっていつも負けていたらきっと楽しくないですよね。

たまにはこちらが負けてみたり、必死で引っ張る姿を「すごいねぇ」と褒めてやったり、取り上げたらまた引っ張りっこに誘ったりすることで、犬も楽しく遊ぶことができます。


もちろん最後は取り上げて終わりにするので、そこで力づくで取り上げようとすればやはり犬も必死で死守しようとしてきます。
そこで、終わりにする時は「出せ」で手渡してくれると、犬もゲームが終わったことが理解できるはずです。

「出せ」がきちんとわかっていると、道端で誤飲したときや、家の中で咥えて欲しくない物を口にしたときも、「出せ」のキューで反射的に口から離せるようになるので危険の回避にもつながります。


もちろん出してくれた時は「いい子ね」と褒めたり、「ありがとう」でおやつをご褒美にあげることで、犬も死守することにあまり執着しなくなります。


小さい頃から「出せ」を遊びの中で教えてあげると、引っ張りっこや持って来いをゲームとして楽しむようになり、「取られる」という所有欲自体も軽減させることができるでしょう。


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