犬は犬を見て学習する
このお題は何度も書いていることなのですが、今日はまったく予期しなかったことが目の前で起きたので、しつこいですがまた書きます。
レッスンが終わって、犬たちをフリーにしていた時のこと、アシスタントが、レッスンで使ったコーンを何も言っていないのに咥えて私の所に持ってきました。
元々アシスタントは持来が得意です。
投げたおもちゃを咥えて持ってもどれば必ずまた遊んであげていたので、必ず持ってくるようになりました。
その後、私が落としたものをたまたま拾ってご褒美をもらってから、何か落とすとすぐクレートから飛び出してきて拾ってくれるようになりました。
さらに、以前のレッスンでコーンを片づけて欲しいと頼んだところ、工夫しながら咥えて持って来ることを覚えました。
おかげで、オビディエンスの練習時、コーンを4隅に置いてボックスを作ったところ、前進で送りだしたら、コーンを咥えて戻ってくるほどになってしまいました(汗)。
っと、ここまでで、アシスタントにはコーンを持って来ることを自主的に行う下地が出来ていました。
しかし今日のレッスンで使ったコーンに対して、アシスタントは初めまったく興味を示していませんでした。
ところが、たまたま見習いが興味を持って鼻で押したり、ひっくり返したりしているうちに、届かない場所に押し込んでしまったのを見て、アシスタントは自らコーンを咥えて持ってきたのです。
私は全く頼んでいませんでしたが、「ありがとう」と言ってご褒美をあげました。
すると、それを見ていた見習いが、さっきまでコーンを鼻で押していただけなのに、さっさと咥えて私の元に持ってきて、「ボクにも」という顔をしたのです。
思わず吹き出してしまいましたが、こちらにも「よくできたね。ありがとう」とご褒美を渡しました。
見ていないようで見ている犬たち。
見ている人間が飽きることはありませんね。
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