ドッグトレーニング:景色が変わると犬も混乱する
特に周囲に刺激があるわけでもないのに、きちんとわかっているはずのキューに犬が反応しないのはなぜでしょう。
以前も書いていると思うのですが、愛犬に初めに「オスワリ」を教えるときは、愛犬と向い合せに立って、人差し指を立てながら(なぜか)、前かがみになって、「オスワリ」と言う方が多いようです。
いつもこのようなボディシグナルと一緒に「オスワリ」と言い続けていると、散歩の途中の信号待ちで犬と並んでいるとき「オスワリ」と言っても、その場ですぐ脚側停座出来る犬は少ないと思います。
周りこんで、飼い主の顔を正面に見ながら座ったり、あるいはどうしていいかわからないという様子を見せたりします。
つまり、「オスワリ」という腰を下ろす行為は、『飼い主さんが目の前で、人差し指を立てながら前かがみで言う』こととセットになっているので、違う景色だとわからないのです。
これはかなり初歩的な話ですが、先日しゃがんでいるときアシスタントに「ヒール」と言ったら、「えっ?」という顔をされました。
「え~っ?」それはこっちの台詞だ。と思いましたが、いつも立っている私の横で「ヒール」と言われている彼女にとって、しゃがんでいる私の脚側はどこかわからなかったのでしょうね。
イスに座って言ったところ、ちゃんとヒールポジションに入ってきました。
一方ダメもとで見習いに言ったら、彼はしゃがんでいてもヒールポジションに入ってきました。
それぞれ見ている景色が違うのでしょう。
犬って面白いですね。
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