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2018年6月12日 (火)

犬の行動学:食餌中の威嚇

食餌中の犬の状況について、先日SNSで話題になっていたので、改めて考えてみようと思います。

「飼い犬に手を噛まれる」という比喩がありますが、元々犬は人間に忠実なのだから、その愛犬が飼い主を噛むなどということはありえないほどの大事件であり、特にかわいがっていた目下の者に裏切られたりしたときに使われます。

しかし「愛犬が飼い主を噛むなんてことはあり得ない!」というのは今や神話になりつつあります。


なぜなら、半世紀前のように、犬が庭の犬小屋に係留されていた時代と違い、今や犬たちは人間と同じスペースにいて、多くのことを共有する時代です。
食餌中に人が横を通ったり、子供が急に撫でたりするということが普通に起こりうる環境です。


犬にとっても食事の時間や昼寝の時間などはゆっくり堪能したいはず。
邪魔をするものがあれば当然「やめて!」という気持ちになるでしょう。
もちろん気質にによって、あまり気にしない犬もいます。

育て方によって、ある程度気にしないように習慣づけることもできます。
どんなに信頼関係が出来ていたとしても、犬も間違えることがあります。
また、お気に入りの物に対しての執着心は度を越すこともあるでしょう。

犬の食事を敢えて邪魔する必要はありませんが、食事中に思わぬハプニングが起きてもびっくりしないようにさせる練習は出来ます。

例えば、小さい頃から食器からだけでなく手からもフードを食べさせたり、食器にフードを足したり減らしたり、食器の中に手が入っても気にしないように練習していくことで、気にせず食事を続けてもらおうというわけです。

また、信頼関係が出来ていても、時折死守したいものに関しては持ち逃げしようとしたり唸ったりすることもあるでしょう。
そうならないために、早いうちから「出せ」や「離せ」のキューで、咥えていたものを口から出すことを教えておくことも大事なポイントです。


わが家での出来事。
その1
先住の母犬の食事中、私がちょっと顔を寄せたところ、子犬たちが邪魔しに来たのかと間違えて一瞬「うぅぅっ」と言ったので、「違うでしょ!」と一喝。
次回は傍に来たものが誰なのか確認するようになりました。
ちなみにこの母犬は強いので、子供たちに譲るタイプではありませんでした。


その2
何をされても歯向かわない見習いが、初めて食べた骨があまりに美味しかったのか、途中で取り上げようとしたところ持ち逃げ。
「出せ」のキューで口は開けられなくても、取られることは我慢して渡してくれました。


いずれにしても、相手が私の場合、唸る行動を取る犬はいません。
ましてや咬むこともありませんが、先ほどの母犬のように犬にもミスがありますし、信頼していない相手に対して、自分が嫌悪を感じた時にどのように振る舞うかを予測することは難しいものです。

本来何をされても気にしない気質の犬であれば、「この犬は大丈夫です。」と言うこともできるのでしょうが、我慢できないほどの嫌悪刺激を受けた場合を保証することはできないでしょう。

少しくらいのことは我慢できるような練習を日ごろからしておくことで、大げさなリアクションをしないでもいられるようにすることは出来るでしょう。


何もない所に絶対の信頼関係は築けません。
人間も努力しないといけませんね。


201806121


先住犬の娘と息子、並んで食べるとお互いが気になってしまうので、間に仕切り板を置いています。
食べ物がからまなければ、全く問題ない2頭なのですけどね。

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