ドッグトレーニング:犬を不安にさせない
クリッカートレーニングでシェーピングをするときは犬に余計な情報を与えず、犬が考えながら回答を模索する過程で、目標に近づく度にクリックしながら「正解」に近づけていきます。
余計な情報とは、ハンドラーの目標と違ったことをしたときに「あっ!」と言ってしまうとか、目標に近づけるように、ハンドシグナルを出したり、目線で教えたりするようなことです。
このような情報を与えてしまうと、犬は自分で回答を探すのではなく、ハンドラーの一挙手一投足に集中するようになってしまうからです。
しかし、シェーピングを使わず、ルアーやプロンプトなどで新しい行動を教えていこうとする場合、犬に正解を見つけてもらおうと黙っていると、犬が不安になってしまい、クリッカーを鳴らすためにいろいろな行動をとってしまったり、逆にまったく動かなくなってしまうことがあります。
こういう場合のクリッカーは「合っているよ」という意味だけなので、クリッカーを鳴らすまでの過程で、「そうそう。」や「いいよ~。」などのブリッジとなる言葉を入れたり、クリッカーを鳴らしてご褒美となるトリーツを渡すだけでなく、その結果に対して「よくできたね」「いい子~」などの褒める言葉を入れてあげることで次への意欲に繋いでいくことができます。
クリッカーはとても有効なトレーニングツールですが、気持ちがこもった褒め言葉によって、犬の意欲を引きだせることも忘れてはいけません。
その時の愛犬の状態によって、何をどう使うのか考えながらプランニングしていきましょう。
5月のコンペの写真が出来てきました。
写真はその瞬間を切り取ってくれるので、アラが目立たずいいですね。
演技も終盤で、めずらしく私が笑っております。
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コメント
気持ちがこもった褒め言葉、大切ですね。
三井先生、とっても素敵で優しい笑顔ですね!
投稿: ヒメナママ♪ | 2018年6月21日 (木) 13時48分
★ヒメナママ♪さま
コメントありがとうございます。
そうなんです。
ついつい、褒め言葉もルーティンになってしまい、気持ちがこもっていないことが。
自戒の念もこめて。
ラストのラストなので、ホッとしたのでしょうね(笑)。
投稿: WanByWan | 2018年6月26日 (火) 22時28分