ドッグトレーニング:ヒールポジションの修正
服従訓練でもドッグダンスでも、基本となるのはヒールポジション(脚側位置)です。
ハンドラーと犬との距離も大事ですが、犬がかぶりすぎたり、遅すぎたりするのも問題です。
かぶりすぎるのは意欲的ともみられ、遅れるよりは見た目の評価は悪くありませんが、実際にかぶりすぎている犬と歩いていると、左方向へのターンが難しくなります。
つまりハンドラーの足とぶつかってしまうからです。
犬の速度に合わせようとすると、どんどん速くなってしまいますます曲がれなくなるなんてことにもなります。
中・大型犬であれば、足が少し犬にあたっても犬のダメージは少ないかもしれませんが、小型犬の場合は、足が当たると、そのあと犬が足を避けるようになり、ヒールポジションに入れなくなるということもあります。
ヒールポジションで急ぎすぎるパートナーの場合、ヒールの位置でパートナーと一緒に左方向に回転する練習を行うと、犬が自然にぶつからない位置を維持しようとしてくれます。
うまく回転出来ない時は、椅子などのオブジェクトの周りをパートナーと一緒に歩くと、パートナーが後肢を上手にハンドラーの方に寄せるようになり、ヒールポジションの位置もハンドラーに近くなりますので是非トライしてみてください。
ちなみにこの方法は「ニコルとドッグダンス」の54ページに載せています。
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