ドッグトレーニング:犬を混乱させないためには
ドッグダンスでは当然のことながら振付としてハンドラーが手を動かしたり、視線を変えたり、あるいは体を動かすと言うことが出てきます。
レッスンでは常にお伝えしていることですが、犬に様々なムーブやトリックなどを教えていく過程で、初めは誘導のハンドシグナルが必要となりますが、次第に言葉のキューにシフトし、最後は言葉のキューだけで理解できるように伝えていかなくてはいけません。
つまり、余計なハンドシグナルやボディシグナルを残しておくと、振付の動きと混同してしまい、犬を混乱させてしまう可能性があるからです。
振付で右手を少し動かしただけで、犬がスピン(回転系の動き)と勘違いして勝手に周ってしまったり、手の動きが気になって正しいポジションに入れなくなったりします。
オビディエンスにおいて多くの課題は、1声符で犬に伝えなければいけないというのが基本です。
遠隔の作業で、言葉のキューだけでは伝えづらい時は視符(ハンドシグナル)の使用が許可されていますが、基本は言葉のキューのみです。
言葉のキューだけで愛犬が求める動きをしてくれないときは、まだまだ行動と言葉のキューの関連付けがあやふやな可能性があります。
犬は動体視力がいい動物なので、耳で聞くよりも先に目で見て行動に移してしまいがちです。
わかりやすく伝えてあげるよう、正しく理解出来ているか確認しながらステップアップしていきましょう。
言葉のキューではっきり「マテ」と言わないと、ハンドラーの動きにつられて犬が動いてしまうことがあります。
「はっきり」は語気を強めるのではなく、明瞭にと言う意味ですので、くれぐれも「圧」をかけすぎないように。
---------------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
にほんブログ村
---------------------------------
4月から、相模原でベーシックトレーニングの定期クラスが始まります。
詳細はこちら↓から。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2018/03/post-b3c9.html
愛犬とのコミュニケーションを深めたい方や、基本の動作をしっかりマスターしたい方にお奨めです!
ドッグダンスで使うバックステップやオビディエンスで使う持来なども練習していきます。
---------------------------------
パピーレッスン、基本のマナートレーニング、ドッグダンスのプライベートレッスンやグループレッスンはWanByWanで♪
ご要望があれば、グループレッスンの講師も承りますので、お気軽にお問合せください。
| 固定リンク
「ドッグトレーニング」カテゴリの記事
- 訓練競技会に参加してきました。(2023.12.10)
- 犬種の特性と個体差(2023.12.08)
- ドッグトレーニング:キューの意味を明確にする(2023.12.07)
- アイコンタクトに頼らない練習(2023.12.06)
- ドッグトレーニング:景色が変わると出来ない話(2023.12.04)
コメント