ドッグトレーニング:吠え対策
インターフォンに反応したり、来客に大興奮して吠える犬は多いものです。
もちろん、来客が去ってしまえば、刺激の対象物は無くなるので吠え止みますが、目の前にいる間はずっと吠え続け、話が聞こえないこともしばしば。
1頭飼いであろうと多頭飼いであろうと、吠えている犬が1頭であろうと、すべての犬が吠えていようと、いずれにしてもきちんと対応しない限り、急に吠えなくなることはありません。
来客が少ないお宅では、たまのことだからとあきらめていることが多いのですが、来客が多かったり、場合によっては家の中にあがるようなときは、落ち着くまではかなり時間がかかります。
そこで、今日のレッスンでは、たまたま人手があったので、インターフォンの空鳴らしをしていただくことにしました。
以前はスマートフォンに録音して試していただいたのですが、こちらのお宅のワンコさんたちは違いが理解出来て効き目がありませんでした。
そこで外でインターフォンを鳴らしてもらい、反応したらすぐにハウスに入っておやつを食べてもらうという新しいルールを教えることにしました。
ところがこちらのお宅では「ハウス」というキュー自体を使っていらっしゃらなかったので、まずはハウストレーニングから。
ハウストレーニングでハウスの意味が少しわかってきたら、インターフォンが鳴った時にハウスに呼び戻し、そこで褒めるという作業を繰り返したところ、初めは一声二声吠えますが、ハウスに呼ばれると一目散にハウスに入って座って待つようになりました。
もちろん、これですべてを習得して問題が解決したのではありません。
まだまだこの新しいルールは身に付いていないので、日々の練習も欠かせませんが、ハウスに入ることが習慣になってくると、少し光が見えてくるでしょう。
興奮して吠えて部屋中走り回る犬たちから、インターフォンの音で自分からハウスに入って座って待てる犬になるまで、人間も根気が必要です。
今日は頭の良い犬たちの学習意欲が見られて楽しいレッスンでした。
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