ドッグトレーニング:臭気選別を教える -Vincentの場合-
犬の訓練競技には「臭気選別」という課目があります。
臭気選別とは、名前の通り匂いを嗅ぎ分けさせることで、犬の嗅覚を使った、最も犬らしい競技と言っても過言ではないでしょう。
警察犬、災害救助犬、麻薬探知犬、医療現場での病気の探知犬など、犬の嗅覚を有効活用した作業犬は多岐にわたります。
もちろん、一般家庭の犬が誰でもそうなれるわけではありませんが、トレーニングによって潜在能力をある程度まで引き出すことは可能です。
最近巷で流行っているノーズワークなどがいい例で、犬たちが鼻を屈指して、目的のものを探し当てたり、選別している姿を見ると、その能力の素晴らしさに感動するとともに、犬たちの自然な動きを改めて目の当たりにすることができます。
以前飼っていた犬たちは家庭犬としての訓練競技会には出ていましたが、臭気選別は経験したことがありませんでした。
オビディエンスを現アシスタントと初めてから、臭気選別が課目にあるので初めて教え、予想以上に能力があることに驚かされました。
そして今見習いに教えていますが、アシスタントとは違い、頭の中がうまく整理されずに、ことごとく壁にぶつかります。
特に彼は「持来」が大好きで、咥えて持って帰ってくることで頭がいっぱいになっているため、落ち着いて作業する頭を作らないと正解を出せません。
これは臭気選別に限ったことではありません。
常に、「冷静に!」と声をかけたくなるほど。
正解と不正解の違いを理解させること、正解以外を口に入れてはいけないこと、咥えた正解を噛み返さないことなどなど、教えなければいけないことは沢山ありましたが、ようやく外での練習でも正解率があがってきました。
気になる地面の匂いや、周囲の刺激の中で、頭を整理することが少し出来るようになってきたのかもしれません。
前回の競技では、正解を持って戻ったものの、途中違う木片を2度咥えてしまったことで得点できませんでした。
週末は正解のみに集中して持って帰ってこられるでしょうか。
4月から、相模原でベーシックトレーニングの定期クラスが始まります。
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ドッグダンスで使うバックステップやオビディエンスで使う持来なども練習していきます。
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