ドッグトレーニング:精神力は不可欠
様々なドッグスポーツを愛犬と楽しむ人たちは、多頭飼いに踏み切ることも多く、2頭目、3頭目になると、早くから英才教育を始めます。
ハンドラーの経験値も高いので、受け取る犬たちも個体差による学習速度の違いはあっても、初めて飼った犬よりはるかに寄り道することなく、目標に向かうことができます。
特に子犬はスポンジのように新しいことをどんどん吸収していくので、初めての犬と比べれば、それぞれの目標達成時期も早まることは当然です。
しかし、学習することは出来ても、実際に本番で実力が100%発揮できるかどうかは別の話しです。
つまり、理解出来て、作業することは出来ても、周囲の環境によってその実力が発揮できるかどうかはわからないということです。
かつてオビディエンスのセミナーで講師を務めたドイツの実力ある競技者が、愛犬と競技に出るのは最低でも生後18ヵ月を過ぎてからと言っていました。
身体能力を競うドッグスポーツであれば、犬の体が出来るまで無理が出来ないことは当然ですが、頭の中も無理は禁物と言うことです。
落ち着いてハンドラーのキューを聞いて作業を行うためには、犬の精神力も安定していなければいけません。
作業意欲があるからと、興奮しすぎてはミスが出ます。
今朝、FCIオビディエンスのクラス2の課目の練習をしていた見習い。
初めは調子よく障害を跳び越えて金属ダンベルを取りに行っていましたが、脚側の戻りがスムースでなかったので調整していたら、今度は障害を避けてダンベルを取りに行き始めてしまいました。
送り出しのキューは「テイク(持って来い)」ですから、間違っていはいないのですが、なぜ目の前にあった障害を避けたのか、ちょっと理由がわからず、今度は「ジャンプ(跳べ)」で目の前の障害だけでも跳ばせようとしたところ、いつもは「ジャンプ」と言われれば障害を跳び越えられるのに、「ジャンプ」のキューを聞いても障害を跳びませんでした。
頭の中には障害の先にある金属ダンベルしかなくなってしまったようです。
そこで仕切り直してダンベルを片づけ、障害を挟んで見習いを呼ぶと、きれいに障害を跳び越えてきました。
焦らず、ゆっくりが大事ですね。
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