ドッグトレーニング:ダンベル持来への道
「持来(持って来い)」については、何度も書いていますが、簡単そうで意外と難しいものです。
なぜなら、「持来」にはいくつかの要素が含まれているからです。
つまり、
1.取りに行く
2.咥える
3.落とさないで持って戻る
4.ハンドラーに手渡しする
といった4つの要素が含まれているので、ひとつひとつを丁寧に教えてあげないと、取りには行ったが、そこで遊んでしまったり、咥えたものを落としてしまったり、場合によっては、送り出したまま、どこかに行ってしまうなどと言うことだってあるかもしれません。
また、おもちゃやスリッパ、タオルなどは咥えるのが好きでも、ダンベルの形状のものは口に合わないとか、いろいろ問題が出てくることもあります。
そんな時は、まずダンベルを咥えることから教えていきます。
私は強制訓練では教えないので、時間はかかっても、犬が自分から咥える気持ちになるようクリッカーを使ったシェーピングなどで教えていきます。
昨日の練習会で、鼻を付けるところまで行っても、なかなか咥えるまでに至らなかったAさんが、今日咥えられるようになったそうです。
ハンドラーさんの根気とAさんの意欲が実を結んだのでしょう。
もちろん、今の段階は上記の2番ですから、3番、4番、1番も教えてあげないといけません。
また2番も、持ち手部分を咥えなければいけません。
さらに3番においては、落とさないだけでなく、噛み返しも減点となります。
そろぞれのステージで丁寧に教えてあげないと、テキトーな「持来」になってしまうわけです。
オビディエンスの競技などでは、「持来」と「障害飛越」を組み合わせた競技も行われます。
それぞれが完璧でないとできません。
動画は去年の3月の見習いの「持来を伴う障害飛越」です。
この頃はまだ噛み返しがひどかった時です。
あれから10ヵ月。
なんとかオビディエンスの競技会にも出られるようになった見習い。
今月末にはオビディエンスクラスIに再チャレンジです。
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