ロングリード効果
今日はいつも室内だけでトレーニングをしているトイプードルさんたちの初のお散歩レッスンでした。
この2頭はどちらも少し警戒心が強く怖がりです。
いつものお散歩では、男の子の方は飼い主さんから離れず、真っ直ぐ歩いてくれるそうですが、一切飼い主さんの方を見ません。
それでも、問題なくお散歩は出来ているので、日常生活に支障は出ていません。
一方女の子の方は動かないことが多く、無理強いをしてしまうと、その後数日間フリーズ(家の中でもほとんど動かない)してしまうそうなので、ほとんど抱っこか、歩いても数十メートルで折り返して帰ってこられるそうです。
男の子の歩く様子を後ろから2ブロックほど見た後、手持ちのロングリード(5メートル)に替え、リードを緩めてみたところ、今まで見ようとしなかった(怖くてあまり見なかった)周りが見え始め、自分から飼い主さんを意識し始めるようになりました。
更に飼い主さんが離れて呼ぶと、一目散に走って行きます。
下がり気味だった尻尾もあがっています。
犬らしく快活に動く愛犬を見て、飼い主さんは愛犬の新しい一面を知ることができました。
もう一方の女の子は、家の前の道路が少し車の通りが多く尻込みしていたので、車通りの少ない道からロングリードで歩き始めました。
こちらも顔はほとんど上がらないのですが、ひたすら前進し、いつもの折り返し地点で止まって引き返そうとしたので、飼い主さんは動かないでいていただいたところ、犬の方から新しい道に自分で入って行き、周りの雪の匂いや草の匂いを確認し始めました。
今までは顔をあげることもなく、尻尾も下がり気味でひたすら前だけ見て歩いていたのに、好奇心が芽生えたのか、少し余裕が出てきた様子です。
新しい道では、子供や犬とも擦れ違い、その都度どうしたものかと考えていましたが、リードが緩んでいるので、嫌なら飼い主さんの後ろに隠れることも出来ることがわかると、自分からよその犬に少し近寄ろうとしてみたり、慌てて戻ってみたりと、今まで飼い主さんが見たことがないような行動を見せてくれました。
※飼い主さんがちょっと離れると、自分から飼い主さんを追いかけていくことができるようになったTさん。
タイトなリードは犬の逃げ場を奪ってしまうこともありますし、自分から一歩が踏み出せない犬に無理強いしてしまうこともあります。
飼い主さんと少し距離を取ることで、自分に自信を付けることもあるので、ロングリードはとても効果的なツールです。
手で調整するためリードの張りを作らないので、自分の意思で行動する時間を作ることができます。
2頭とも、今日はとても頭を使って疲れたに違いありません。
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