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2018年1月 9日 (火)

犬の所有欲

犬にも所有欲があるのはみなさんご存知の通りです。
大好きなおもちゃ、おやつ、飼い主さんなどなど、対象物を独占しようとする犬はいます。逆に頓着しないタイプの子もいます。
生まれ持った性格もあるので、さほど気にすることはありませんが、所有欲が強すぎる場合は気を付ける必要があります。

ボールなどのおもちゃやおやつの持ち込みが禁止されているドッグランは、所有欲の対象物を持ちこまないことで、不要な小競り合いを避ける意図があります。
実はこの対象は物だけではありません。オス同士では、メスが一頭入ってきただけでも乱闘騒ぎになることがあるので注意が必要です。
初代おっとり型のハスキーが7歳の頃、若いメスが登場した途端、いつも仲良く遊んでいた若いハスキー犬に噛まれる事態になりました。

飼い主と一対一で遊ぶことに慣れている犬たちはよその犬の遊んでいる物を横取りしたりすることはあまりありませんが、日常的に投げたものを取ってくるなど、動いている物に反応することを強化してしまっていると、自分の物でなくても取りに行ったりして小競り合いの元になることもあります。
訓練競技会の競技中、「持来」の課目でハンドラーがダンベルを投げたら、隣のリングの犬が走ってきて咥えて持って行っていくのを目の当たりにしました。

「持って来い」を教えるときは、勝手に取りに行かせるのではなく、指示のキューを聞いてから取りに行くように教えておくことと、日常の練習の中で、ディストラクションを取り入れると、横取りは回避することが出来るでしょう。

また、対象が食べ物だったりすると、もっと所有欲が鮮明に出ることもありますから要注意です。
対象は犬に限らず、飼い主に対しても「唸り」が出ることもあります。
特に長時間噛んでいられるような物を途中で取り上げようとするとき、犬が死守しようとして逃げたり、無理矢理取ろうとすると唸って噛もうとしたり。特にクレートの中など、犬のテリトリー内で取りあげるときは注意が必要です。

もちろん、小さい頃から、ごはんの食器の中に手を入れてフードを増やしたり、手と食器両方からごはんを食べさせたりして、人間の手が嫌なことをするものではないということをきちんと教えて信頼関係が出来ている場合は、唸るということはないでしょうが、小さい頃に嫌な経験をしていたり、人間の手に嫌悪感を持っている場合は、手を見ただけでも不快感をあらわにするので注意しなくてはいけません。
当然「出せ」というキューをあらかじめ教えておくことも大事です。


どうしても取り上げられない時は代替品を見せて、そちらに興味を向けさせるという方法がありますが、その場合の代替品は今持っている物より、更に魅力的な物でないと効果はありません。

子犬の頃の「引っ張りっこ」など、所有欲や独占欲の強い犬とはやらない方がいいと言う人や、人間が勝たなければダメという人もいます。
その犬の興奮度や、所有欲のレベルなどをよく見極めながら、ルールを決めて遊ぶことが大事ですね。

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キャッチ率の悪いアシスタントは、投げたものを取に行くより、引っ張りっこが好きです。
ガウガウ言うときもありますが、「ちょうだい」で放してくれるので喧嘩にはなりません。


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