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2017年12月28日 (木)

犬はいつもチャレンジャー

「ダメもと」とよく言いますが、犬たちも「ダメもと」でトライしてくることがあります。
そこで、「一度くらいいいかしら。」と許してしまうか、「いやいや、それはやっぱりダメでしょう。」と一貫性を持って接するかによって犬の出方は変わってきます。
犬たちの学習能力を侮ってはいけません。

別に意地悪をしようとか、威圧する必要はありませんが、いつも通りにダメなことはダメといい、上手に出来ていることを見落とさずに褒めていけば、少なくても後から「こんなはずじゃなかった」とはならないでしょう。

もちろん人間も機械ではないので、一貫性がちょっと崩れてしまうこともあるかもしれません。
それでもあきらめないで、ダメだということを繰り返していくことで、「やっぱりダメか。」と犬たちはあきらめてくれるものです。根気が欠かせません。

アシスタントのニコルは生後5か月でわが家にやってきました。
その後我が家のルールをひとつずつ教えていき、「呼び戻し」は100%になっていたある日のこと、10メートルほど離れた場所から名前を呼んだところ、普段なら真っ直ぐ走って戻って来るのに、一瞬止まって何やら考えている様子。
聞こえなかったのかと再度呼んだのですが、相変わらず動かないので、走って傍まで行き首輪を持ち、「おいでって言ったのよ、聞こえなかった?」と手元に引き寄せたところ、二度目の無視はありませんでした。
別に罰を与えた訳ではありません。「呼んだら必ず来てね。」と伝えただけです。

例えば、何か怖いものがあって動かないとか、来られない理由がある場合は別の方法をとります。

ニコルはとりあえず一度の話し合いで折り合いを付けてくれましたが、中には何度かチャレンジする犬もいるでしょう。
チャレンジが成功すると、犬は更にチャレンジを続けてきます。その行動が強化されていくからです。

人間は気づかなくても、知らない間にやって欲しくない愛犬の行動を見過ごしてしまうこともあります。
愛犬の行動観察は成長を確認できて楽しいものです。
できるだけ見てあげましょう。

最近ちょっと自我が芽生えてきたKさん。
お泊り保育で多頭飼い環境の中修行中です。
201712281

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