ディストラクションに勝つためには。
犬の周りには多くのディストラクション(気を散らす物)があります。
それはテーブルの上の美味しい食べ物かもしれませんし、目に入る他の犬かもしれませんし、あるいは子供たちが遊ぶサッカーボールかもしれません。
ディストラクションはその犬にとって、興奮を誘うものかもしれませんし、あるいは怖いと感じるものかもしれません。
いずれにしても、犬の集中力を欠いてしまうものであることに違いはありません。
そんな様々なディストラクションに免疫をつけてあげることで、犬たちは集中力を維持することも可能になります。
先日のドッグダンスコンペでは、馴致中に使用したトリーツ(おやつ)が床の上に落ちていたり、あるいは匂いが残っていたりしたことで、何頭かの犬たちが気を散らす場面が見られましたが、日ごろそういう状況下で何度も練習している犬たちや、顔を上げてハンドラーに集中することに馴れている犬たちは床を気にすることなくパフォーマンスを見せることができました。
いつもよりグレードの高いトリーツをハンドラーが持っていると、周囲の誘惑に勝てる場合がありますが、その誘惑が強すぎて、愛犬の思考を妨げてしまうこともあるので、使い方には十分注意しなければいけません。
また、犬たちは食べ物でなくても、床の上に何か違う色の物があるだけでも気になってしまうことがあります。
いろいろなことを想定しながら練習を重ねることで、ある程度の免疫力を付けることは出来るでしょう。
犬たちとのやりとりは、マニュアルどおりにいかないところがおもしろいところでもありますね。
photo by Sherry mam
(匍匐前進は地面が近いのでアシスタントは誘惑に負けそうになりますが、今回は思いのほか集中していました。)
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