« ドッグダンスコンペ@woof | トップページ | サイドステップの基本は後肢の使い方 »

2017年10月17日 (火)

トリーツの使い方を間違えると

犬に新しい行動を教える時、陽性強化に置いてトリーツはルアー(釣り餌)として使いますが、行動が身に付いてくればルアーではなく報酬として使います。
身に付くと言うことは、行動のキュー(指示語)を耳で聞くだけで犬が行動しはじめるレベルのことを言います。
もしハンドシグナルやボディシグナルとセットでないと動かない場合は行動自体がまだ理解できていないということになります。

しかし行動が身に付いていれば、目の前に見えているトリーツが逆にディストラクションになってしまうことは何度も書いています。

ディストラクションになるとどうなるか。
1.目の前のおやつのことばかり気になって、ハンドラーのキューを聞きのがす。
2. 持っているおやつがすぐもらえないとわかるとストレスとなって集中力が切れてその場を離れたり、要求吠えが出る場合がある。

人間も目の前の小さな報酬の方が後から出る大きな報酬に勝ってしまうことがあるように、犬もあとから沢山報酬がもらえるとわかっていても、目の前に報酬を見せてしまうと目先の報酬に目を取られてしまうのは当然のことです。

そこでトリーツを持つのであれば、報酬として渡すタイミングを見極めることが大事です。
犬の集中が取れなくなる場合は犬の前にトリーツを見せない。
トリーツを使わないと集中力が持たないレベルや環境であれば、強化の頻度をあげて褒める回数を増やす。

そんなことを犬の状況を観察しながら少しずつステップアップさせてあげられるといいですね。

201710171
photo by Kikka Dad

演技の途中で入れ子のポジションにうまく入れなかった見習い。
トリーツは誘導で使い、ポジションに入れたらすぐ渡します。

---------------------------------
パピーレッスン、基本のマナートレーニング、ドッグダンスのプライベートレッスンやグループレッスンはWanByWanで♪
ご要望があれば、グループレッスンの講師も承りますので、お気軽にお問合せください。
---------------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

|

« ドッグダンスコンペ@woof | トップページ | サイドステップの基本は後肢の使い方 »

ドッグダンス(K9フリースタイル)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トリーツの使い方を間違えると:

« ドッグダンスコンペ@woof | トップページ | サイドステップの基本は後肢の使い方 »