オビディエンスの姿勢変更
オビディエンス(服従訓練)と言えば、必ず「オスワリ」「フセ」「立って」という3姿勢が課目に入ります。
JKCのCD競技の場合、リング内のラインの手前で(ラインを超えないように)姿勢変更しなくてはいけませんが、競技課目ではひとつの課目内には一回の姿勢変更のみなので、停座(オスワリ)から伏臥(フセ)に移る場合、お尻を残して前足を前方に伸ばすタイプの犬は前足が少し前方に出ることを予測して停座の位置を考えますが、オビディエンス競技の場合は、一つの課目内に数回姿勢変更を行うために、基軸を前足にするか後ろ足にするかきちんと統一しておかないと姿勢変更中にズルズルと前進してしまい、減点される可能性があります。
そこで、基軸を統一した練習を繰り返すのですが、犬と目の前で向き合っていると出来るのに、離れると少しずつ前進して、最終的には1メートル(中・大型犬の場合)近くずれている場合も。
そこで、オスワリからフセ、フセからオスワリ、オスワリからの立ってなど、前足を出来るだけ動かさない練習を繰り返すことで、ハンドラーが離れても機軸を変えずに姿勢変更が出来るようになるわけです。
今回は見習いの前にコーンを並べて、位置を変えずに姿勢変更する練習をやってみました。
初めはフロントポジションから、そのあと少し距離を取ったところで、ここからさらに少しずつ距離を伸ばしていきます。
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