犬の記憶力
今日のレッスンでは、目的は別だったのですが、おもちゃの弁別を途中に入れてみました。
「持って来る(持来)」を楽しそうにやってくれる犬たちは、ハンドラーがおもちゃを投げてくれれば喜んで取りに行ってくれます。
しかし、もし取りに行くものが二つあったら、どっちを持って来るでしょうか。
中には無理をしても両方咥えて戻ってくる犬もいますが、大体は好きな方を咥えて持って帰って来ます。
そこで、今日はJ君のお気に入りの、優越がつけがたいおもちゃを2つ前方に置き、遊ぶときに使っているそのおもちゃの名前を言って持ってきてもらうことにしました。
このゲームは初めてだったので、彼が好きな方のおもちゃを選ぶ確率は高かったのですが、はっきり名前を言ってから送り出したところ、いつもは走って取りにいくのに、今回はゆっくり目標物に向かって歩いて行って言われたおもちゃを咥えました。
おもちゃを左右置き換えたりしながら3回繰り返し、3回とも正解。
正解の理由はちゃんとおもちゃの名前を理解して覚えていたということと、冷静に私の話が聞けていたからでしょう。
今回は持って戻ることが目標ではないので、選んだ時点でクリックして褒めてあげました。
最初はちょっと不安気におもちゃに向かって行きましたが、最後には自信を持って正解のおもちゃに向かっていました。
ゲームの意味が少しわかってきたのでしょう。
犬の記憶力に関しては、2008年NATIONAL GEOGRAPHICに6歳のボーダーコリー、ベッツィの素晴らしい記憶力の記事が載り、その後2011年には1000以上の単語や文章を聞き分けるスーパーボーダーコリーChaserが様々なメディアに登場しています。
http://www.chaserthebordercollie.com/chaser
さすがにそれほどの言葉を記憶させることは通常の飼い主はしませんが、犬たちは普通に人間の言葉を理解し、物の名前を憶え、弁別することができるのです。
(2015年アシスタントと家で弁別ゲームをしたとき)
また、言葉だけでなく、行動もきちんと記憶しています。
以前犬たちとボール遊びをしたあと、私がボールを置き忘れて30メートルほど離れた場所で犬たちと休憩をしていたのですが、突然見習いがさっき遊んでいた場所に向かって走り出し、置き忘れたボールを咥えて戻ってきました。
30メートル離れた場所からは、草むらに置き忘れたボールを目視することはできなかったのに、10分以上も経っていても、彼はしっかりボールを置き忘れていることを覚えていたのです。
犬たちの能力ってほんとうに素晴らしいですね。
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