クレートはあったほうがいい。
クレートと言うとわかりづらいかもしれませんが、要は「ハウス」、いわゆるかつての「犬小屋」です。
もちろん今でも屋外で飼育されている犬たちはいるので、当然犬小屋は健在ですが、室内飼育の場合は犬小屋とは言わず、ハウスやクレートと言っています。
クレートは持ち運び(移動)も出来るので、車に乗せたり、あるいは飛行機で移動する際などは壊れにくいクレートタイプのものが一般的です。
実は我が家にかつて(20年くらい前)クレートはありませんでした。
室内には3頭の母子のボーダーコリーが好きな場所(ソファの上やテーブルの下など)で休んだり寝たりしており、特に決まった場所は用意していませんでした。
夜は全頭寝室にあげていたので、これまた好きな場所(ベッドの上や扉の傍など)で寝ていて特に問題はありませんでした。
しかし、引っ越しを機に一台クレートを購入したところ、母子がかわるがわるクレートに入って寝ていることが多く見られるようになりました。
あえて「ハウス」と言ったことは無いのですが、犬たちにとっては囲まれたその場所がソファの上より落ち着ける場所だったのでしょう。
プライベートレッスンなどでご自宅にお伺いしてお話を聞くと、「この子には家中好きなように、自由に過ごさせてやりたい。」とおっしゃって、クレートやハウスに入れたくないとおっしゃることがあります。
いえいえ、クレートもハウスも罰する場所や嫌な場所ではないんです。
愛犬が安心して眠れる、落ち着けるスペースと考えてあげましょう。
パピーレッスンで行うハウストレーニングは小さい頃からクレートに慣らし、クレートが安全な場所だと認識してもらうため。
悪いことをしたから、罰で家族と隔離するために入れる場所ではありません。
入りづらい時は、大好きなおやつを一緒に入れて、少しずつ滞在時間を伸ばしていきます。
特に子犬の頃は、目を離さなければならないときなどに、子犬の安全を確保できるのでとても有効です。
安全な場所とわかっている見習い(もちろんアシスタントも)は勝手に入って、ドアが開いていても中で寝たりしてくつろいでいます。
一度慣れてしまえば、車の移動時や、旅行先の室内でも静かに入っていられるようになります。
特に多頭飼いの場合は、自分のスペースを確保しづらい立ち位置の犬にとって、誰にも邪魔されない自分のスペースが確保できるクレートがあるということはリラックスにもつながるので是非クレート(ハウス)トレーニングをして欲しいと思います。
犬の大きさに関係なく、家全体をテリトリーとして守らなければいけない場所という認識を持たせないためにも、守るべき場所は小さ目にしてあげた方が犬にとっても無用な頑張りは必要ないとわかるかもしれませんね。
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