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2017年8月27日 (日)

Denise Fenzi氏のセミナー

3日間のJAPDTカンファレンスが終わりました。
年に一度の開催とはいうものの、3日連続で相模原まで行くのは結構大変でしたが、セミナーは大変ためになるものでした。

特に今回来日されたFenzi氏は米国のドッグトレーナーで、様々なドッグスポーツの競技者のためのトレーニングアドバイスをしていますが、セミナーでは一般の飼い主やドッグトレーナーに向けて「意欲とモチベーション」「エラーの原因と対処法」「ハンドラー自身と遊ぶ」などについての講義をされました。

講義の途中での質問や、休み時間の質問も快く受けて下さり、とても興味深いお話を伺うことができました。
学んだことをきちんと咀嚼し、少しずつアウトプットしていかれればと思います。

トレーニングのインストラクターである以上、昔ながらの手法や、ひとつのことに固執することなく、新しい考え方や手法も学びながら、そのペアに合った方法を提案できるようにしていかなくてはと思います。

お話の中でひとつ面白いエピソードがありました。
子犬の社会化を行うパピーレッスンの場で、子犬を抱きあげて、隣の人にパスしていくトレーニングが米国では古くからあるというのです。

もちろんFenzi氏は肯定的ではありませんでしたが、今まで来日された米国のトレーナーや、私が読んだ海外のトレーニング本の中にもそのような手法を聞いたことがなかったので私は驚きました。
今でもその手法を使っている人がいるという話を聞いて更に驚いたのですが、その背景には犬種の特性が関係しているということで、ちょっと納得できました。

つまり米国に多い、ラブラドールやゴールデンレトリバーなど、どちらかというと陽気で細かいことを気にしないタイプの犬たちにとっては問題ない手法ですが、ボーダーコリーや柴犬などでは弊害が出る可能性が否めないことは明らかです。
注:もちろん個体差があるので、すべてのこの犬種の犬たちがそうではありません。


いいと言われる方法であっても、犬種や個体の違いを考慮しなくてはいけないという当たり前のところを忘れてはいけませんね。

ホテルの朝食で、毎朝ハムと格闘していたFenzi氏も、最終日には上手にお箸を使ってスライスしたハムを掴めるようになったようです。
明日の朝食にはきっとハムを口にすることができるのではないでしょうか。

明日には帰国されるFenzi氏の帰路の安全をお祈りするとともに、彼女を招致して下さったJAPDTの皆様に感謝、そして3日間、長時間にわたって留守番をしていても何も問題を起こさなかった犬たちに感謝です。


201708271


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