ちゃんと見えてますか?
犬は動体視力がいいので、落ちている(動かない)物を探すのは苦手とよく言われます。
特に遠くなれば、飼い主の投げたおもちゃを見つけてくるのはちょっと大変です。
ただ、犬には人の100万倍から1億倍とも言われるすぐれた嗅覚があるので、目で見つけられなければ鼻を使って探すことができます。
しかし、普段あまり鼻を使う生活をしていないと、急に視覚から嗅覚にシフトするのはちょっと時間がかかってしまうようで、トレーニング中に渡したトリーツをキャッチ損ねた時、落ちた先を見ていればすぐに見つけられますが、コロコロと転がった先を見ていないと、全然違う方から(風向きが原因だったり)匂いを頼りに探したりしています。
いずれにしても、日常的には視覚に頼った動きをしていることが多い犬たちは、人間の顔色をうかがったり、飼い主の手の動きや体の動きを見ながら様々なことを判断しています。
ところが、たまに人間のハンドシグナルに反応しなかったり、落ちているものがみつけられなかったりする犬がいます。
どうしてだろうとよく見てみると、顔周りの毛が邪魔をして、視界を狭めている場合があります。
特にトリミングの必要な犬種の場合、伸びてくると顔を覆ってしまうので、左右の視界だったり、見上げても飼い主の顔がよく見えなかったり、また落ちたおもちゃやおやつを拾おうとしても、マズルの毛が伸びすぎていて、自分の鼻の先がよく見えていなかったりなんてことがあります。
可愛らしいカットもいいのですが、犬本来の能力を削いでしまうようなカットは犬には優しくないかもしれませんね。
蛇足ですが、夏場にサマーカットをされる場合も、見た目だけでなく、愛犬の被毛の状態を確認しながら、素肌に直射や照り返しが当たらないよう配慮してあげましょう。
トリミング犬種ではありませんが、我が家も足裏カットはやります。屋内での滑り止めの意味もありますが、外で走り回る犬の場合は、毛が多少あった方がパッドを傷めないという説もあります。
その個体に合わせてケアしてあげるのが一番ですね。
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