意思表示は大事
以前にも書いていますが、愛犬がどんな犬とも仲良くなる必要はないと私は思っています。
先住犬たちは、私との関係の方が強かったので、子犬時代を過ぎてからは、他の犬たちと一緒にワンプロすることもなく、お互いのスペースを尊重して暮らしてくれました。
今の犬たちはパピーレッスンでアシスタントをしたりすることもあり、犬同士の遊びはある程度許容してきています。
見習いは、パピーの頃から様々な犬たちと接してきており、犬を見れば遊びたいという様子を見せてくれるので、相手が嫌がらない場合は、呼び戻しの練習でレッスンに参加しています。
しかしながら、もしこういう環境になければ、私は特に他の犬と遊ばせたりはしなかったでしょう。
子犬の頃に十分家族犬との関わり方を学んでいれば、大人になってから、会う犬全てと遊ばせる必要はないと思うからです。
犬にも相性があるので、当然全ての犬と仲良くできるはずもありません。
出会って、相手を確認し、さらっと挨拶を交わす程度でまた静かに離れる。
そんなコミュニケーションが取れればいいと思います。
当然飼い主同士が立ち話をしていても、お互い邪魔することなくハンドラーから声がかかるまで静かに待機できる。
そんな関係が個人的には理想です。
「ドッグランに連れて行っても全然他の犬と遊ばない。」
「他の犬が傍に来ると、歯をむき出す。」
と嘆いていらっしゃる飼い主さん、飼い主さんとの関係がしっかり出来ていれば、無理矢理遊ばせる必要はないかもしれませんよ。
他の犬と遊ぶより、あなたと一緒にいる方がいいと言ってくれる愛犬は頼もしいパートナーと言えるのではないでしょうか。
歯を剥き出して「イヤだ!」と意思表示をしている愛犬を叱るのではなく、その意思を尊重してあげることも大事ですね。
この意思表示を無視してしまうと、次回は歯を剥きだす前に別の行動を取ってしまうかもしれません。
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