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2017年7月 8日 (土)

環境整備とは。

ハーディングやハンティング系の犬種は、動いている物に反応する特性があります。
彼らにとっては、それらを追いかける(目で追う)ことがお仕事なので、やめろと言われても止められるものではありません。

そう言った犬種を屋外で飼育していれば、当然外的刺激に日々さらされ、四六時中何かを追いかけていなくては行けなくなる場合があります。

以前庭で飼われていたボーダーコリーが、バイクや人、車が通るたびに、吠えながら庭の端から端まで走ってうるさいから処分したいと言って来た人がいました。
牧羊犬種のボーダーコリーを庭に放置していれば、そうなることは当然予測できるはずです。犬が悪い訳ではありません。
人間が不勉強だっただけです。


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では、この場合どうすればよかったのか。
家の中で、窓際から離れたところに犬舎を置き、人が見ていられない時は犬舎に入れておく。
百歩譲って、どうしても外で飼わなければいけないのであれば、周囲が見えないように目隠しをするなどの環境整備が必要だったのではないでしょうか。

「たかが犬を飼うくらいで、そんなこと考えないよ。」とおっしゃる方も当然いらっしゃるでしょう。
でも、この先15年ぐらい一緒に暮らすわけですから、様々なことを想定して犬との暮らしを始める必要があるのではないでしょうか。
また事前の準備が足りなかったとしても、一緒に暮らし始めてからもっとその犬のことを勉強して、お互いのストレスを軽減し、楽しく暮らせるように努力してみてもいいのではないでしょうか。


日中一人で留守番をしている犬たち。広い部屋の中で、自由にしていて問題ない子もいますが、周囲が気になって、何かが見えるたびに吠えてしまったり、不安から人間にとって問題となる事態を引き起こしてしまう子もいます。
ケージやクレートを使うことで、その犬が管理する範囲を狭めてあげることで、問題行動と言われるものが減る場合もあります。

いろいろ模索しながら、快適な犬暮らしが出来るよう試してみませんか。


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