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2017年6月 1日 (木)

個体の特性

犬を家族に迎えようと思ったら、自分や家族のライフスタイルにあった犬種を選んだ方がいいというのは、いろいろな人が様々な場所で書いています。
つまり、犬種はそれぞれの役割によって選択交配されてきているので、犬種ごとに特性があるからです。

最近ではこれらの犬種の特性についての知識は大分広まってきたようですが、犬種ごとの見た目の違いや特性ばかりに目を奪われていると、実は予測と違うタイプの犬だったということがあるものです。


例えばボーダーコリーだから、常に作業意欲丸出しで、キビキビ動くのかと思うと、実はそうでなかったり(我が家のアシスタント)、大型犬だから動きがのんびりしていると思っていたら、実はピョンピョン跳びはねたり、結構活動的なタイプだったりとそれぞれです。
つまり個体差ですね。


個体差も含めて、その子の個性ですから、丸ごと愛してあげるのが飼い主の役目ですが、がっかりすることがないように、そう言う部分も念頭においておくと、「こんなはずじゃなかった」とはならずに済むでしょう。


注:ボーダーコリーはもともとイギリスの雑種と言われるほど、色も見た目も様々です。耳の形、被毛の長さ、頭部の形状などなど、当然性格も違います。


201706011
遠目に見ると柄の配分が似ているので兄弟ですか?と言われる二頭ですが、よく見ると頭の形も、耳の形も、被毛の長さも異なっていることがよくわかります。
もちろん性格も全く違う二頭です。
蛇足ですが、いろいろな犬の競技会に出ると、ボーダーコリーはキビキビ動くのが当たり前と思われていて、キビキビ感が見られないと減点や過小評価されることもしばしば。犬種の特性だけでなく、個体差も考慮して欲しいですね(笑)。

JKCのドッグショーで見られるボーダーコリーたちはショーのスタンダードと言われるタイプですが、イギリスで言われるボーダーコリーは色も形も様々です。
このサイトを見ると、ボーダーコリーが雑種と言われる所以もお分かり頂けるかもしれません。

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