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2017年6月 9日 (金)

苦手なことは少しずつ馴らす


我が家の犬たちは洋服やハーネス、靴といったものが得意ではありません。
アシスタントはレインコートが入っている引き出しを開けようとすると、さっさと犬舎に飛び込みますし、見習いはハーネスを手に持つと、こちらもコソコソ犬舎に入ります。

身に付けたときに嫌なことが起こったわけでもなんでもありませんが、基本的にお嫌いなようです。
そうは言っても、名前を呼ばれれば出てきて、噛むこともなく、諦めてされるがままになっています。

しかし、本当に嫌で「噛む」という行動に出る犬もいるので、その辺りの見極めは必要です。
元々噛みの閾値が低いタイプの犬は、噛むことで人間がひるめば、嫌なことをされそうになったら噛めばいいと学んでいるので、大勢に影響がないようなことに関しては、無理強いをしないようにアドバイスをさせていただくこともあります。

ただ、獣医師の診察だったり、トリミングの必要な犬種の場合、身体を触られることに嫌悪感を持ってしまうと、人も犬もストレスになってしまうので、クリッカートレーニングなどで、少しずつ嫌なことをいいことに変換していくという作業工程が必要になることもあります。


以前音響シャイになった犬を見て、「大きな音が出ているパチンコ屋さんの前に繋いでおけばすぐ慣れる」と言った訓練士がいました。
確かに、その個体によっては音に鈍感になる子もいるかもしれませんが、中には鋭敏化と言って、更に嫌悪感が増して、もっと音に対してトラウマを持ってしまう場合もあります。


日々の習慣や好き嫌いを直すことは一晩では出来ないので、その子の性格に合わせて少しずつ慣らしてあげると言う工程も忘れないようにしましょう。
特に信頼関係がまだ出来ていない場合は注意が必要ですね。


ただ今靴に慣らしている見習い。
最初は前足のみで、大好きなコング遊びとセットです。


201706091


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