般化と弁別
オビディエンス競技の課目には、「ダンベル持来」というものがあります。
投てきしたダンベルを取りに行かせるのですが、咥えて戻ってくる際、咥える位置や、咥え方なども審査の対象となります。
犬に「持って来い」を教える時、最初からダンベルで教える人はあまりいないと思いますが、おもちゃやボールなどを投げて取りにいくということを、持ってきたおもちゃをまた投げてもらったり、あるいは飼い主とひっぱりっこをしたりすることで、楽しいゲームにして教えていくと、犬は意外と早くこのゲームにつきあってくれるようになります。
おもちゃを咥えて戻ってくる際、キューキューなるタイプであれば、楽しそうに噛み噛みしながら戻ってくるということもあります。
ところが、実際競技となると、この噛み噛みは「噛み返し」と言われ、減点あるいは失格の対象となることがあります。
「持って来る」という行為は、おもちゃであろうとダンベルであろうと、物品が変わっても同じであることを犬に教えていくためには「般化」という作業を行うのですが、その一方で、「おもちゃは噛んでもいいけど、ダンベルはダメだよ。」という「弁別」という作業も行わなければいけないわけです。
学習理論がわかっていないと、犬にうまく伝えられない場合が出てきます。
もちろん、わかっていても、マニュアル通りに行かないこともあるので、試行錯誤はつづきます。それはそれでまた楽しいのですが。
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